フルマラソン2時間の壁が破られた!快挙を成し遂げたのは、やはりあの選手!
タイムや距離を計る競技には、キリの良い数字というものがあります。
100mだったら10秒。ハンマー投げなら80mとか。
まあ上記は世界トップレベルの選手ならクリアしてくるわけですが、フルマラソンの世界では2時間(サブ2)というのが高い壁として存在していました。
そして、これはしばらくは破られることがない壁だと多くの人間が思っていたのですが、やってくれました。あの男が。
金字塔を打ち立てたのは?
やはり現役(というか歴代)最強のマラソンランナー、キプチョゲ選手(Eliud Kipchoge)でした。
タイムは1時間59分40秒!!!
二時間切りどころか20秒余裕があるって…ちょっと人間かどうか疑わしいレベルです😅
このタイムは非公認(先導者・ぺースメーカー(兼風除け)の存在や記録が出やすい高低差のないコース設定等)ですが、同じ条件でもこのタイムで走りきれる可能性がある人間は片手で数えられるのではないでしょうか。
そして、実際に走りきったのは現状キプチョゲ選手のみというのは紛れもない事実です。(文句がある人は走ってみれば良いとおもいますよ。)
2時間切り、その意味
当然、キプチョゲ選手自身もこの記録は”人工的な条件”の元であることは走る前から認めています。
そんな中何故走ったのか?
今回のテーマは「NoHumanIsLimited」(No human is limited)だそうです。
「人間の可能性は無限大」ってことですね。それを自身の2時間切りで証明したい。そんな風に受け取りました。
で彼は宣言通り2時間を切りました😆これからどうなるのか?
マラソンの世界では、今後同じ条件若しくは実際の公認レースで2時間を切る選手が現れるかもしれません。(もしくはキプチョゲ選手自身がレースでやってのけるかもしれません。)
そして、広い意味では様々なスポーツ(そしてスポーツ以外でも)で前人未到の快挙を目指す(そして達成する)人が現れると思います。
「不可能と思われていたけど、一度達成する人が出ると、次々と後に続く」(ある種のシンクロニシティとかいいますか?)ということがあります。
日本人の男子100mで、あれだけ長年破りそうで破れなかった10秒の壁がここ数年で3名(サニブラウン・ハキーム選手、桐生祥秀選手、小池祐貴選手)立て続けに破られています。
ラグビーW杯で日本代表がスコットランドやアイルランドを破って、決勝Tに進出するなんて20年前に言ったら、大笑いされていたでしょう。でも現実のものとなりました。
今、マラソン業界ではキプチョゲ選手を始めとするアフリカ勢が最強で隙がない(アジア系では太刀打ちできない)と思われています。でも、これも打ち破れない常識ではないと思います。
キプチョゲ選手のこの快挙は、ともするとマラソンの日本代表にとって「悲報(こいつには敵わない)」のように感じるかもしれませんが、寧ろ「朗報(人間の可能性は無限大)」と取るべきでしょう。というかそれが今回のキプチョゲ選手のメッセージなのですから。
頑張れ日本!!(でも実際キプチョゲ選手は速いもんなぁ…😅でもマラソンは終わるまで分からないよ!)