「ブシドー」から理想のトレランシューズを再考する
「武士道」いや「ブシドー」
ネーミングセンスがかなり独特なマウンテン用品メーカー「La Sportiva」
日本では「スポルティバ」と呼ばれることが多いですね。
スポルティバのトレランシューズ「Bushido(ブシドー)」が実家から発掘されたので、久々に使ってみる共に自分にとっての理想のトレランシューズを改めて考えてみたいと思います。
この記事は
La Sportivaのトレランシューズ「Bushido」のレビューと、トレランシューズに対する考え方をまとめています。
スポルティバのシューズ購入を考えている方の参考に、そしてこれからトレランに本格的に参戦するにあたり装備をどうしたら良いか考えている方へのちょっとしたヒントになれば幸いです。
スポルティバ
https://www.sportivajapan.com/
イタリアンメーカーで、何でも本社は美しい景観で有名な「ドロミテ」山岳地域にあるそうです。当然、古くからマウンテン産業が発達するわけで、そのクラフトマンシップが受け継がれたのがこのスポルティバ。
会社ロゴのカラー「黄色と黒(元気の印?)」を採用した製品が多いですが、カラーバリエーションが多いのもこの会社の特徴の一つ。
一つのモデルに普通2カラー展開。男女共通。みたいな会社も多いのに、
3カラー展開しかも男女別(全部で5カラー展開)とかぶちかましてきます。しかも、全部良い色だったりするんだなぁ…🙄
物良し、デザイン良し、ネーミング微妙(笑)
という私が勝手に持つイタリアンブランドの特徴王道を行くメーカー😅(ロードバイクのホイールブランド「カンパニョーロ」とかもそうですよね?「ゾンダ」ってなんだよ(笑)いや、風の名前ってのは知ってるんですけど、ホイールとしては妙な響き😉)
山岳関係の製品、本格登山靴、クライミングシューズ、そしてトレランシューズ等定評があり名作が次々生まれています。
個人的にデザインが本当に好きなシューズメーカーの一つ。ってか一番すきかも😊
ブシドー
だから、ネーミング😂
色とかデザインは、全然「武士」っぽくないですが(個人的に)最高!!
ちなみに、もう発売から5年とか経つモデルで後継の「ブシドー2」が出てます。好評だったんでしょうね。
ちなみにスポルティバは、結構一つのモデルを大切にするメーカーだと思っています。
どういうことかと言うと、毎年毎年新しいモデルを出しては、古いモデルを廃盤にする(で、大して進化してない😥)みたいなビジネスをするメーカーもあるわけです。
スポルティバは、割と出したモデルは何年にも渡り、大幅変更なしで販売し続けます。
「研究開発力がないので新モデルを出せない」のか「自信のある完成度の物しか出してないので、頻繁に出す必要がない」のかは定かではないものの、私は後者だと感じます。
で、ブシドーですね。
もう現役モデルでもないので詳細なレビューはしませんが、当時「(平坦道も)走れるトレランシューズ」的なPRで宣伝されていたと思います。
しかし当時の自分はトレラン始めたばかりでもあり、このシューズ正直良いとは思えませんでした。
型が欧米人的な「甲低」だったこと、そして踵を保護するプラスティックパーツがどうも踵にあたる感じが嫌、なによりクッション性が低いと感じたのです。
当時ロードマラソンでアディダスもブースト搭載モデルを履いて「何この?プニョっとしたクッション!」と感動していたこともあるかもしれません。
そして、この靴を履いて走ったミドルのトレランで脚を粉砕(腸脛靭帯炎)で数年間ランニングもできず、実家にしまいこんで忘れていたのが、このブシドーです。
しかし、時が経ち、今年トレラン3レースを「ナイキのロードランニングシューズ」「アディダスのトレッキングシューズ」「ワークマンのハイバウンス」と、振り返るとちょっと意味分かんないラインナップで走りました(笑)
そして「トレッキングシューズ」「ワークマン(ハイバウンス)」の二つは失敗(靴は悪くない。設定コースに採用した自分のせいです。明らかに選択した奴の失敗。)
結果として、今年のトレランは競技中に、本来無かったはずのダメージがのしかかり、イマイチ力を出し切れず終わりました😩
で、実家に帰ったら「ブシドー」発掘(本人すっかり忘れてて、母親から「なんか靴あるけど不要なら捨てるよ」と言われて思い出したのでした🤕)
で、近場のトレイルで履いたんですが、
「何これ凄い良い!」(笑)
と思っているわけです。
踵は少し気になるけど、長丁場でなければ全然違和感ないし、クッション性は低いのでそもそも長丁場には向かない感じはしますが。
足の操作性もよく、テクニカルな道もすいすい行ける。保護性能の高いプラパーツのお陰で足が守られる。
これ、トレランに良いですわ!(だってトレランシューズですからね!😂)
正直これ履いてたら、今年の大会入賞出来たんちゃうか(無理か…)と思えてしまうほどです。
この4年ほどで、靴下の厚さやインソール種類、靴紐の結び方で、フィット感を調整するノウハウが自分に貯まったというのも大きな要因ですね。当時はそういうのも無頓着でしたから。
一言でいうと、このブシドーは、トレランに必要な保護性能を備えて、足型は少し特殊(甲が低い)ものの幅はそんなに狭くない。クッション性はあまりないので、硬い地面を長く速く走るのには向かないものの、柔らか短か目トレイルのお供には文句のない一足です。
理想のトレランシューズとは
答えのない問い(人により異なる。というかコースや気候によっても異なる)ですが、敢えて言うと次の点でしょうか。
フィットする
これは第一優先。そりゃそうですよね、自分の足型に合わないと地獄ですよ。
これはアッパーの形状や素材により決まる部分が大きいと思います。
特に急な下りがあるトレランは指に少し「遊び」がある位が良いです。でないと、自分のようにつま先ゴッツンで爪がどす黒くなります😣
クッション性
これは難しいところです。
クッション性が高い方が「脚が残る」し楽な一方、操作性が下がるとも感じます。
現在ロードマラソンではナイキを始めとする「厚底」が我が世の春を謳歌しています。
「厚底にあらずんば、靴にあらず」😏
とナイキが言ったかどうかは定かではありませんが、エゲツナイクッション性反発性を備えたプレート入り厚底シューズをエリートランナーがこぞって採用しているのは、事実です。
しかし、障害物もなく、一定のリズムで「ストーン!ストーン!」と走るロードと違い、トレランは障害物競争的な要素があります。操作性や安定性との両立が求められるため、トレラン界に「厚底フィーバー」がやってくるかは正直微妙なところです。
Hokaoneoneとかは、これを好機とばかりに積極的なプロモーションをしてますし、ファンも多いのですが、ロードのように万人が万人極端な厚底を好むかは分かりません。
話がグルグル回りますが、でもクッション性の優位性はある程度確立してきたのではないでしょうか?
「Born to run」ではナイキ及び「クッション」こそランナーの仇敵と糾弾されたわけですが、悪いのはクッションではなく、クッションに頼り切った人類(のランニングフォーム)と言えると思います。
今後はクッション性をどこのメーカーも今以上に意識するようにはなるでしょう。
(そこそこの)防水性能
私は「汎用アウトドア靴」には防水性は必須と思ってますが、実はトレランシューズについては「あれば良い」というレベルの認識です。
距離が長ければ長いほど防水性はあった方が良いと思いますが、短い距離なら濡れても何とか押し切れるのと、靴の防水性能が高くても「ローカット」だと、もし足首より上から浸水してきた場合意味ないのと、「ハイカット」だと走りにくいという理由からです。
ただ、地面から5㎝位くらいの、要はちょっとした泥濘や水たまり程度はカバーできる位のちょい防水性(笑)はあった方が良いと思います。
やはり濡れてると快適性が失われるので。
良いアウトソール
いきなり抽象的ですみません😅
基本的にはそこそこ凹凸があり、グリップ性に優れたという意味なんですが、これが難しい。
土なのか、石なのか、草なのか…
ウェットなのか、ドライなのか…
トレランの面白い所兼やっかいな所は、一度に「様々な路面をこなさなくてはならない」ところです😥
メーカーは「これはオールラウンドモデル!」とか言ったりしますが、これは嘘(バランス型ということなんでしょうが)
結局、最適解は場面によって違うので、それに合わせたソールが良いということになります。
とりあえず「ツルツル(凹凸なし)のソールは×」「足裏からの突き上げを防御するだけの剛性が必要」という点は共通かと思います。
丈夫
つま先の保護パーツや、ちょっとやそっとでアッパーが破けたりしないような丈夫さも必要でしょう。
ただ、難しいのが、これを追求した物が「(本格)登山靴」です。
あれは丈夫です😳丈夫過ぎて、ソールがすり減ってくると、ソールを張り替えて使う(アッパーや全体はまだまだ使える)レベルですから。
しかし、重い。
重量と丈夫さのバランスというのはトレランシューズの永遠の課題と言えますね。
結論
という訳で、まだ私はこれらを全て満たすものとまだ出会えてません。
正直「彼方立てれば此方が立たぬ」的な要素もありますが、メーカーさん頑張って!
全ての要素を満たすのは無理そうですが、次にトレランで試したいのはスポルティバの「アカシャ」
だからネーミング!😅
これも最新というわけでなく、既に色々なランナーから好評を得ているモデルですが、バランスよさげです!
ちょっと高いけど、その価値ありそう。
ワークマンのハイバウンスを追加購入しました!!
ワークマンのコスパがちょっとオカシイ大ヒット商品の一つ「ハイバウンス」
https://penguinsports.net/post-1759/
人生で初めて、一足目が壊れてないのに全く同じシューズを買うことになりました。
※ちなみに、自分はワークマンからお金も商品供与も受けていません。単に気に入っただけです。
この記事は
ワークマンのシューズ「ハイバウンス」をレース!含めて日常的なランニングに使った感想と二足目を買った背景を記しています。
ハイバウンスを買おうか迷っている方の背中を押せたら幸い😅
とりあえず値段も驚安なんで、サイズ感が合うなら、絶対買いです。
ハイバウンスは楽っ!
ハイバウンスの概要については、前回の記事を参照ください。
初期レビューはそこでも述べましたが、改めてこのシューズ気に入りました。
唯一の弱点がホールド感の弱さですが、紐を通す穴を自分で追加してセルフ改善して使っています。
それでも「キッチリ」ホールドできるタイプではありませんが、日常的なシーンで気になるほどでもありません。
で、やはり特筆すべきは「クッション性能」です。
「厚さは速さだ!」ってのが厚底ランニングシューズのナイキのキャッチコピーですが、「厚さは楽さだ!」ってのが自分が勝手に考えたワークマンのキャッチコピーです(笑)
そう、楽。
歩くのも、走るのも楽です。
最近自分はウォーキングからジョギング、そして当初「ワークマンではスピード出せませんね」的なことを言っていた割と真面目なランニングまで、ハイバウンスを使い倒してます。
確かに反発力的なものはあまり感じませんが、良い感じにプニョンとしたクッションが効いてるんで脚が残ります。
エリートランナーが求める性能ではないのでしょうが、トレラン大会で使ってクッション性能はやはり秀逸だと感じました。(ただしトレランだとホールドの弱さから、急な下りの場面では、つま先がガッツンガッツン当たるので、正直使用シーンとしては不適当だとは思います。)
https://penguinsports.net/post-1932/
ハイバウンスは安い!
前回も言いましたが、ハイバウンス1900円です。
それも税込み1900円です。
一時期店頭でも売り切れ続出でしたが、最近は結構在庫があるような気がします。
ようやく供給が追い付いてきたんでしょうか。
そりゃエリートランナーが履くならナイキのアルファフライの方が良いかもしれません。でも定価33000円です。しかも何やら高値で取引している人もいるし…
厚底クッション性を前面に押し出すメーカーとしてはHokaoneoneがありますが、こちらも定価16000円位(モデルによる)です。
有名メーカーの力の入っていない初心者向けシューズでさえ3980円くらいですよ。
自分は初心者向けシューズの特徴の無さ(クセがないとも言えますが)を全否定しませんが、それよりワークマンのハイバウンスの方が絶対(楽だし)楽しいですよ。このプニョンとしたクッションは本来1900円で味わえるものではありません。
戦いは数(価格)だよ!兄貴!
ハイバウンスは買いっ!
でこの結論。
そう、とりあえず買いましょう。(サイズ感が合わない場合は除き)
ちなみにこのシューズのアッパーはニット的な素材ですが、使っていく内に少し伸びる気がします。
自分は当初28cmを買いましたが、少し伸びてホールド感がより弱くなった気がしたので、二足目に27cmを買いました。
買った当初は少しキツイ感じがしましたが、靴が伸びたのか、自分が慣れたのか定かではないものの、とりあえず今は27cmでアッパーはジャストフィットです。
本当は27.5cmがあれば、ベストなんですがね…1㎝刻みなんですよ。
ちなみに、二足目を買ったのは、あまりに気にって、ヘビーユースした結果結構アウトソールが減って来たためです。
使っているとクッションもヘタレてきますしね。二足をローテーションして、長く使っていこうかと。
それぐらいお勧めです。
絶対に腹筋を割りたい人が疑うべき3つの嘘!!騙されるな!!
6パック。なんて言葉がありますが、ボディメイキングというか肉体改造の一つの象徴が「バキバキの腹筋」だったりします。
しかし、思いとは裏腹に腹筋割りたいのに中々成果が表れない。という人も多いのではないでしょうか?
そんな時に疑ってほしいダイエット業界の「嘘」が三つあります。
いつものランニングやサイクリングとは少し違いますが、今回はそんなダイエット視点のお話です。
この記事は
腹筋を割るために、そこそこ食事にも気を使っているし、定期的に運動もしている、でも中々お腹周りが絞れない人が騙されがちな三項目を紹介します。
三つの嘘(勘違いとも言えますが😓)に気づくことで、ほぼ確実に腹筋を割ることが出来ます。
以下詳細に説明していきますが「ひたすら有酸素運動をしている」「部分痩せは出来ないから特に腹筋を鍛えてはいない」「汗をかいても水を飲めば戻るので無意味」と考えている方は要注意です。
※好きな物を好きなだけ食べたり、運動せずに、腹筋割るという話ではないので悪しからず。というかその発想は妙なサプリ屋のカモになる可能性大なので、早期に捨て去りましょう。
脂肪を燃やすのはゆったりとした有酸素運動
間違いではありません。が結構多くの人が勘違いをしています。
より正確に言うならば
「有酸素運動の方が使うエネルギー源に占める脂肪の割合が高い」というだけであり、有酸素運動が100%脂肪で行われるわけでもなければ、所謂無酸素運動(強度の高い運動)が脂肪を全く燃やさないわけではないのですね🙄
(さらに、”無酸素運動”と言われるレベルは本当に苦しい強度の運動であり、素人が少し頑張るレベルは”強度の高い有酸素運動”でしかありません。)
もっと言うと、ウォーキング30分、軽いジョギング30分、真剣なランニング30分で比較すると、カロリー消費が高いのはどれでしょうか?
言うまでもなく、ランニングです。
要は緩い有酸素運動は「カロリー消費の”密度”が低い」のです。
それゆえ、長時間続けられるとか、ケガのリスクが少ないとか利点はあるわけですが、効率の悪さは否定できません。
もし1時間ほどジョギングをするならば、15分に一回位、息が弾むくらいの「ちょっと頑張りタイム」を設けましょう。
プチインターバルとでも言いましょうか、強度が少し高めの運動を盛り込むことで、脂肪燃焼の回路がブーストされます。頑張りタイムの後も心拍数が少し高い状態が続き(アフターバニング)その間もボーナスタイム(脂肪燃焼)継続です。
単に緩いジョギングの時より1.5倍(自分比ですが…😅でも、結構違いますよ)位の燃焼効果が見込めます。
部分痩せは不可能
「部分痩せ」は出来ない。って聞いたことがありませんか?これも嘘です😏
反対に「部分太り」って絶対ありますよね?
あごの下、お腹周り、お尻、太ももの裏など明らかにお肉が付きやすく、落しにくい「部分太り」する場所はあるわけです。
自分の言う「部分痩せ」はこの「部分太り」を解消するという意味です。
何故「部分太り」が起こるのか?
要するにそこは「筋肉が薄い(無い)部分」又は「筋肉を日常的に使えてない部分」ということです。
例えば腹筋(お腹周り)。背もたれにもたれかかったり、姿勢が悪い状態で座っている時、腹筋は全く使ってません。
お尻から太ももの裏にかけても同様です。この部分は実は大きな筋肉がありますが、跳んだり跳ねたり駆けたりしなければ使えていません。
ちなみに、あごの下は構造上筋肉が薄いというか無い部分なので、脂肪が貯まりやすいです。
という風に、脂肪の下にある筋肉を使えてないと、そこにどんどん脂肪が貯まってきます。
全身運動(ランニング等)は勿論重要ですが、腹筋を早く割りたいのであれば、部分運動(いわゆる筋トレ)が重要です。
「腹筋(筋トレ)」というと仰向けになって、膝を曲げて上半身を上げ下げするイメージを持っている人もいるかと思いますが、これは腹筋の中心&上部を使うので、気になる下腹部や脇腹を鍛えるにはイマイチです。
おススメは「プランク(トレーニング)」。↓こういうやつです。(私の動画ではありませんが分かりやすいのでご紹介)
真面目にやるとかなりキツイので、初めから秒数とか回数にこだわる必要は全くありません。
寧ろ、バランスよく色々な態勢のプランクをやってみてください。
効きますよ~😉
汗をかくのは無駄
これも間違いです。
確かに、暑い日に数時間運動したら2~3キロ痩せたりします。で、そのあと食事でもして寝て起きたら、ほぼ元の体重に戻っている。
あるある、ですね😅
汗はほぼ水なので飲み食いしたら元に戻る。ってのがこの手の主張の理由なんですが、汗は「ほぼ水」ではあっても「完全に水」ではありません。
要は脂や老廃物も一緒に排出されるのです。勿論効果は目に見える(数日、数週間で)数字にハッキリと表れるものではありません。
しかも、この効果はその時だけではなく、繰り返し続けると「余分なものを排出しやすい」体質を作ることにも繋がります。
数か月、数年単位で考えると、その効果は無視できないレベルです。
体調が悪くならない範囲で厚着をする。サウナベルトようのようなものを巻く等、気になる場所を極力発汗させるよう意識してみてください。
(常時やるとアセモになったりするので、肌の調子に合わせてメリハリつけてください。)
あと、シャワーではなく、お風呂に入るってのも簡単に汗をかく方法の一つです。ぬるくても良いので、ゆっくりと入浴してみてください。じんわりと汗が出てきます。
どうでしょうか?騙されてませんでしたか?
この三つを意識して取り組むと、腹筋割り速度が格段に上がります。(食事運動、健康的な生活をするのは大前提です!)
無理せず、ケガせず、でもジックリと取り組んでいきましょう。絶対割れます!!💪
「富良野トレイルラン&ピクニック2020」参戦記(2020年9月27日)
北の国から、でお馴染み。北海道の中でも抜群の知名度を誇る「富良野」
9月27日この地でトレランの大会に参加してきたのでレポートします。シンドカッタ😥
この記事は
富良野トレイルラン&ピクニックの情報を、実際に30kmに参加した人間がまとめました。
今年参加した方々の振り返りに。
また、コース各所の様子なども記載しますので、来年以降参加する方の準備に役立つと思います。
富良野トレイルラン&ピクニックとは?
https://www.actrep-sports.com/hurano-trailrun/
富良野西岳とスキー場を舞台に開催されるトレイルランの大会。
ピクニックとあるのは「ファミリーアドベンチャー5km」があるためですね。
レースとしては「10km」「30 km」の2コースがあります。
どちらかと言うとアットホームなローカル大会という印象があるのですが、今年は例年に比べて参加者の質・量共に数段アップしていたような印象があります。
恐らく、他のロードマラソン、トレランが中止だったので、それらから流れてきた参加者が多くいたのではと推察(というか自分もその一人ですが😅)します。
ちなみに参加賞はTシャツ
ブラックのシャツに前面無地、背面にロゴ。若干高校の学園祭っぽい感じがしますが、中々シックでカッコいいですね。
コース概要
とりあえずコースレイアウトはこんな感じです。
以下基本的に30kmについての記載となりますが、
「北の峰ターミナル」を出発して「富良野西岳」登頂、一度スタート地点まで下ってきて、「スキー場」登頂、で降りてきてゴール。
ちなみに自分も含めて手元のGPS計測では「30km」コースの距離が26km程度になった参加者が続出しているので実際はもう少し短いのかもしれません。
主催者の言葉(嘘)
まあ、仮に距離が少し短くても、些細な問題です。
このコース「物足りない。全然歯ごたえ無い。」とは思わない人が多いと思います。中々難儀なコースdeath!
走った感想(コース詳細)
あんまり文句言うとバチがあたりますが、率直に言うならば「走りにくい」コースだったなと思います。
スタート~第2エイド(2.5km地点)
登り基調のアップダウンを繰り返すような道。二回ほど小さな沢(ここは濡れずに通れる)を通ったはず。道は狭い場所が多く、序盤なので全員そこそこの速さで進むので、追い抜かしは少し難しいかも。
ここで頑張っても仕方ないかもしれませんが、前半から攻める気力と脚がある方は先頭の方で走った方が良いと思います。
この区間は割と普通のトレランコースです。
ちなみにスタート地点が「第1エイド」なので、スタートしてから初めて通るエイドが「第2」です。
第2エイド(2.5km地点)~富良野西岳山頂(9km地点)
この区間、かなり消耗します。
まず前半は「キャニオニング(川登り)」の様相を呈します。
沢渡りが頻発するんですが、足首まで水に浸るわ、岩は滑るわ、かなり神経を消耗します😅
大会の案内にも「必ず足首まで水に浸る」旨書いてあるのですが、正直「岩を飛べば、濡れずに済むのではないか」と過信してました。
無理です。
普段登山もするので沢渡も初めてではありませんが、岩の間隔や、形状が全然飛ぶ前提じゃありません。
イチかバチか飛んでも良いですが、コケだらけの岩で滑らない保証なんてありません。
更に、回数も2,3回じゃありません。大小合わせると10回位沢渡あったんじゃないですかね?
結論として、全く濡れずに進むのは至難の業です。ストックなんかを活用すれば行けるかもしれませんが…
で、この区間を過ぎると、後は頂上までひたすら登りです。
当日は地面もドロドロの箇所も多く、滑りました。
更に頂上付近1km位は、あまりお目にかかれない位の「藪漕ぎ」区間です。
肌が露出していると笹でかなりやられます。また、足元が見えずに木の根っこや穴ぼこに引っかかることもあり、かなりスリリングな区間です。
※この点については入賞者インタビューで言及があって、大会関係者の方曰く「コロナ関係で準備(草刈り含め)が思うように進まなかった」とのことでした。例年は違う状況なのかもしれません。
入賞者なんかはこの区間もものすごいスピードで進むわけですが、正直自分は「走るっていうレベルじゃねえぞ」と思ってました。
ちなみに、天気が良ければこの西岳からは周囲を一望できるということでしたが、今回は「霧」😓
自分の時は何も見えませんでした。
富良野西岳山頂(9km地点)~第4エイド=スタート地点(19.5km)
途中一つエイド(第3エイド)があります。
多少登る箇所もありますが、基本的に下り区間。
スキーゲレンデ的な急下りをどう処理するかは人それぞれだと思います。脚に自信がある方は勢いよく下るのもありだし、そうでなければ温存するべきでしょう。
平坦又は緩い下り区間もありますので、ここはタイムの稼ぎ所だと思います。このコース全体でもレアな「走れる道」をお見逃しなきよう😏
一度スタート地点(=第4エイド)に帰ってきます。
第4エイド=スタート地点(19.5km)~第5エイド(25km)
スタート時とは違い、今度はスキー場を逆走する感じで登っていきます。
ひたすら登りです。一切下りなし😆
ちなみに一か所道が分かりづらい箇所があり、コースを外れてしまいました。(教えてくれた人が居て引き返すことができました。ありがとうございます。)
冷静に考えれば、あり得ない進行方向(そのまま行くとスタートに戻ってしまう)ではありましたが、道的には寧ろ「本線」な道だったので、疲労で頭が回らず間違えました。
トレランは自己責任の割合が多い競技だと思うのですが、運営者の方々、どうか分かれ道には「分かれ道の所」に目印を設置お願いいたします。
テイネの時もそうだったんですが、「分かれ道の後の正しいルート」にだけ目印があっても、「判断する場所」に目印がなければ間違える人間には何の意味もないのです…
閑話休題。
とにかくここは登ります。ゲレンデで広いので、脚(心肺能力)さえあれば、追い抜かしたりもできる道ではあります。ただ中々な斜度です。テイネトレイルの手稲山に登る斜面と似た感じですね。
第5エイド(25km)~第6エイド(27.5km)
ちなみに第5エイド=第3エイドです。順番によって呼び名が違うのです。
ちなみに「スタート(ゴール)地点=第1エイド=第4エイド」「第3エイド=第5エイド」「第2エイド=第6エイド」ということになります。
ここを過ぎると今度は下り。それもスキーの上級者コースの斜度です。
かなり急なので、下りだけどスピードが出しづらいパターンです。
普段なら、結構得意な道なのですが、今回靴のサイズ選びをしくじったせいで、下りでつま先が靴にあたり、既に爪が剥がれそうな激痛状態だったので、ソロリソロリと行くしかありませんでした。
ソロリソロリ
脚が残っている人はスピードを出すのも良いと思いますが、この急な下り区間の後にラスト3km弱割と平坦な道を進みますので、脚を少し残すようにしてください。
第6エイド(27.5km)~ゴール
第6エイドまで来ると、後は軽くアップダウンのあるトレイルです。
この区間は一番初めに走った道ですので、唯一往復する(二度走る)箇所ということになります。
脚が残っていれば走りやすい道ですが、自分は筋肉が攣る寸前でしたので冷や冷やしつつトロトロ巡航。
ゴールゲート直前、道が分かりづらい(行き過ぎてしまう)箇所があり、自分含めて間違う人続出でした。ここは人を配置すべきでしょうね。画竜点睛。
3時間48分で11位FINISH。
脚が若干故障中、更に道間違えや、爪剥がれ等トラブルがあった割にはソコソコタイムがまとまりましたが、トップからは40分位遅れてしまいました。マダマダですね😔
装備
服装
当日は曇天でしたが、少なくとも動いていれば寒くはない気候でしたので、上はTシャツ&上着、下はハーフパンツで過不足ない感じでした。
ザック
ショート仕様のザックに、350mlのソフトフラスク×2、ジェル×2を持っていきました。
途中ソフトフラスクを紛失して、若干水分不足の時間がありました…(ちなみに公式案内では2ℓ持参推奨)
エイドで水、お茶は補給できるので2Lは要らないと思いますが、500ml×2=1ℓ位はあっても良かったかもしれません。
エイドでは地元の饅頭やバナナ等がありました。(饅頭の包装が、疲労困憊で開けず悪戦苦闘😓)
これを利用すればジェルとかエナジーバーとか沢山持たなくても良いと思います。
シューズ
これが一番悩ましい。
今回、ちょっと特殊な状況で自分は何とワークマンのハイバウンス(1900円)で参戦しました!
先日のテイネオータムトレイルで下りアスファルトを、ソールの硬いトレッキングシューズで爆走した結果、ふくらはぎの筋膜がズタズタになった上に、折からの捻挫も完治せず「クッション性MAX、でも捻挫しないようにジャストフィットサイズで」という狙いで、サイズピッタリのハイバウンス(自分の手持ちではクッション性が一番)を選んだわけです。
結果として、サイズが合っておらず(登山にはワンサイズ大き目という基本を無視した結果)爪が剥がれかける事態に。
急な下りだと足が前に「つんのめる」のですが、ハイバウンスのニット構造のソフトなホールドではそれを抑えることができないのですね…捻挫するのが嫌で大き目(28㎝)サイズではなく、寧ろタイト目な27cmを選んだことも要因の一つです。ガッツンガッツンつま先が靴にあたることに…
ちなみにハイバウンス、クッション性は非常に良好で脚がいつもより後半残った印象。本当HOKAONEONEみたい。悪いのはこのコースで使った自分です。緩斜面のトレランだったら最強かも😄今度平地のマラソンレースでも使ってみたいです。
来年以降参戦される方への注意事項としては「沢渡り」区間をどうするか?要検討です。
基本くるぶしまでドボンするので、中途半端な防水対策は寧ろ無駄です。
割り切って濡れる前提で考えるしかないと思いますが、どうしても濡れるのが嫌な方はくるぶしまで覆うような防水対策を考えてください。防水ロングソックスを準備するとか?ちょっと厳しいような気もしますが。
富良野西岳の序盤が少し岩山的な硬さがあったと思いますが、コース全体としてはそこまで硬い道はなかったように思います。強いて言うなら、下りはガレ場が多かったので、最低限の突き上げ対策は考える必要があると思います。あんまり薄い底の靴だと痛くなるかも。
その他
今回自分はポールは持っていきませんでした。
しかし、後半のスキー場の登りはポールがあった方が楽だとは思います。その他の区間ではあまり使うタイミングはないかもしれませんが。
あと、推奨装備にヘッドライト(or小型懐中電灯)がありますが、正直本格的に遭難する場合以外はあまり活用機会はありません。トラブルなければ朝出て、昼過ぎにはゴールなので。
一応小さなライトは持っていきましたが、使いませんでした。
所感・要望
毎度のことですが、主催者・ボランティアの方々には深く感謝申し上げます。
その上で、より良い大会になるため以下提言させていただきます。
誘導人員・ルートサインの見直し
こういう言い方もなんですが、一本道の箇所に人やサインがあったりする一方、正直迷う箇所に何も無かったりもしてました。
個人的には第4エイドから第5エイドへ向かう登りで「本線」を外れて「支線」に逸れる箇所に表示がなかった(本線に行くとスタートに戻るので冷静に考えると「あり得ない」道ではあるのですが)点、それとゴール直前ゲートに向かった曲がる箇所で行き過ぎてしまう点。
この二点は表示が必要と強く思います。
ルートの整備
前述しましたが(コロナ対応で想定通り進まなかった旨発言があり、致し方のないものと思いますが)、富良野西岳の登り山頂付近の笹薮が率直に言ってレースコースとしては許容範囲外だっと思います。
藪で肌が切れるのは自己責任としても、足元が見えない中、自分や周りの参加者も結構な頻度で躓いてました。今回けが人等は出ていないと思いますが、西岳自体切り立った稜線で躓いた際に、滑落の危険性もあると思います。
大変お手数とは思いますが、レースをするということであれば、やはりある程度刈っていただく必要があると思います。
山あり、谷あり、川あり。トレランというよりアドベンチャーレースに参加したような気になる中々面白い大会でした!
あと、エイドで地元のお菓子屋さんの饅頭やとトマト、メロンが出されるなど、地物を積極的に採用している点も素晴らしいと思います!
ちょいマニアック!?トレイルランニング特有の単語を解説!
前回ちょっと分かりづらいランニング用語を紹介しましたが、ある意味もっとマニアックなトレラン業界。
こちらも独特の単語が飛び交う世界なので、自分が勘違いしていたり、知ってるようで知らなかった単語をご紹介。
この記事は
トレラン(トレイルランニング)に参加したい、始めたばかりと言った人が恐らく分からないであろう(でも結構重要な)単語を紹介しています。
トレラン関係の雑誌や記事を読んだりやベテラン勢との会話の際に役立つはずです。
獲得標高
コースを完走するのに、どれだけ垂直方向に移動するのか(登るのか)?を表す数字。
通常1500mなどメートル単位で表記します。
↑は先日参加したテイネオータムトレイルの16kmコース図。
このコースだと獲得標高は900m位。トレランとして完走難易度的には初級クラスですね。
初めの手稲山の登りで600m位、「A3」エイドの後の登りで200m位、後は細かい上り下りの「登り」を集めると100m位、で合計900m位です。
トレランは距離だけでは難易度が中々計れない競技で、獲得標高が500mの20kmコースより、獲得標高1500mの10kmコースの方が絶対「キツイ」です。
大体相場?は距離×0.05(20キロだと1000m位、50キロだと2500m位)だと思います。
また、全体としての「獲得標高」が同じでも、細かなアップダウンが続く方が、超級山脈みたいのを一つを越えるより走りやすい(ダメージが少ない)です。まあ、大きな山を越えるのが醍醐味でもあるんですが…
ガレ場
「がれば」
石がゴロゴロした道、地帯のことです。
基本日本のトレイルは柔らかい(土でフカフカ)と言われていますが、当然山によってはガレ場が続くこともあります。
全般に硬いのと、小石だと滑りやすいし、巨石だと走りづらいので慣れてないとリズムが崩れます。
ついでに「鎖場 くさりば」なんて単語もあります。
通常トレランコースではあまり出てきませんが、登山をしていると「鎖」がある道がありますが、ソレです。
鎖があるということはかなり危険な場所ですので、走るのはもってのほかです。慎重に進みましょう。
スイーパー
スイープというのはsweep(掃く、掃除する)です。
マインスイーパーというゲームがありますが、マイン(地雷)をスイープ(除去)するゲームということですね。
で、トレランにおいては、制限時間に合わせてレースの最後尾から進む係の人です。「回収係」と言っても良いかも。
動けなくなった参加者を救助したりする重要な役割です。
制限時間との兼ね合いで、スイーパーから何とか逃げ続ける(笑)という展開もあり得ます。鬼ごっこみたいですね。
逆にスイーパーと楽しくお話しながら進んだみたいな話もあります。
ロスト
「LOST」
カッコいいですが、要は道を間違うこと、見失うことです。
ここら辺がトレラン・登山の怖いところで、ヤヤコシイ道になっていることもあり、コース図や目印を確認しながら進む必要があります。山中の道間違いは場合によっては命に関わります。
という自分も先日一瞬ではありますが、大会中ロストしましたが😰
ストリーマー(流し)
ストリーム((ランナーの)流れ)を作るものってことですね。
形や色は色々ですが、正しいコースを指し示すものです。
簡単に言うと「目印」
大抵テープ状のもので、赤系統であることが普通ですが、「5kmコースは赤、20kmコースは黄色、50kmコースは紫」みたいに敢えて色分けされていたりもするので、参加要項をよく確認してください。
100マイラー
何となく和製英語っぽいですね😅多分そうなんでしょう。
意味は「100マイルレースを完走した人」です。
平地のマラソンにおいて距離的に一つの到達点が「フルマラソン」です。勿論100kmウルトラマラソンのように上には上があるんですが、多くの人は「フル完走」を目標にしますし、それが適うとフルマラソンのタイムを追い求める傾向にあります。
で、これがトレランの世界では「100マイル」ということになります。
というかトレランは平地における「10km」とか「ハーフ」とか、距離がきちんと定まっている物ではなく、大会毎に距離も標高も異なるのが普通ですが、唯一「100マイル」だけが、距離として定着しているというか一つの数字として成立している印象です。
しかし、100マイルって約170km弱です!😱
しかも獲得標高が8000mとかですので完走のハードルはフルマラソンの比ではないのですがね…
170km走りながら、その間富士山を三回登ると言えばイメージできるでしょうか…
欧米の人は距離をマイルで語ることが多いので、切りが良いので100マイルになったんでしょうね。
トレランが日本発祥で本場なら「100km」だったと思うのですが(笑)
100マイルのトレランともなると、トップ層でも20時間代前半、一般レベルの参加者は40時間以上のレースになります。
最早苦行の域ですね😅実際後半は幻覚を見たなんて人も多いです。
FKT
「Fastest Known Time」の略
「知られている中で、最速のタイム」ってことですね。
補足すると大会記録のようなものではなく、予め定められたコースを、好きな時に一人(又は少人数)で走って出した最速タイムです。「もしかしてもっと速い奴いるかもしれないけど、今判明している中では最速」ってニュアンスがありますね。
アメリカ発祥らしいですが、皆が集まって一斉にスタートするんじゃなくて、独りで走ってこんなタイム出たよ!ってのが、段々浸透していったらしいです。
日本ではあまり広まってなかったんですが、コロナ禍の中で大規模な大会がなくなり、寧ろ独りで走ることが推奨される風潮がある中、有力選手なんかが参加して一般的になった印象です。
タイム計測も各人に任せられるので、そこはズル無しで行きましょう。っていうか一位になっても賞金商品なんてないので、偽りの記録による名誉なんて得ても仕方ないでしょう。
Born To Run
トレランに関する本や映像は沢山あるので、紹介すると切りがないですが、これはある意味「バイブル」的なものなので。
クリストファー・マクデゥーガル氏の本。日本語訳もされてます。
ザックリな内容としては「人間には長時間走り続ける能力が備わっているが、余計なシューズや間違った走り方のせいでその能力が失われて故障が多発している。「走る民族」険しい山岳に生きるタラウマラ族の生活や走り方を通じて、人間のあるべき走り方を取り戻すお話」です。
これを読むと、トレイルが走りたくなるし、自分もどこまでも走り続けられる気がする不思議な一冊。トレランのみならずシティマラソン派の方も是非ご一読を。
この本が流行って、特にトレランを楽しむ人が増えたといわれています。
以下アイテム関係
必携品
意味はそのままですが「必ず携帯すべき物」です。
シティマラソンでは聞いたことないですが、ルールによって装備することが定められており、極端な話持ってないと失格になるものです。
トレランは要は高速山登りな訳で危険度や自己責任の割合がより高まります。
ゆえに、例えば防寒具や緊急ホイッスルや食料など主催者が必携品を指定することがあります。
「自分は無くても大丈夫」と思っても、ダメです。極端な話「とあるエイドを出るときに1リットル以上の水を持つこと」を求められた場合、エイドを出る際にチェックされるわけですが、出発した途端(不要な分の)水を捨てるという状況も起こったりするわけです。(これはルール上OK。何のためのルールかという議論はありますが)
もっともローカルな大会では荷物チェックがあることは稀ではあります。
しかし、トレイルは人間が人間のために作った空間ではなく、自然の空間であり、時に予期せぬ事態になることは常に頭に入れて、安全第一の装備で臨むべきです。
フラスク
別名「ソフトボトル」
平地ランやロードバイクではあまり見かけない装備の一つ。
ふにゃっとした素材でできたボトルです。
平地ランだと頻繁に給水所があるのでトップ選手はレースでボトルを持ち歩きません。
そして、ロードバイクはボトルホルダーがあり、寧ろ固いハード?ボトルの方が都合が良いです。
自己補給の必要性が高く、上下動が多い、トレランならではアイテムと言えるかもしれませんね。
ふにゃとしたボトルは空気を抜いてドリンクを入れておくと、飲んで中身が少なくなってもボトル自体が小さくなるのでチャポチャポ言いません。
また、不要になったら小さくして収納できます。
昨今、新しいトレランザックは大抵フラスク仕様になってます。
ビブラム
個別のブランドやアイテムは山ほどありますが…
「ビブラム」はイタリアのソールメーカーです。
ソールってのは、靴底です。ビブラムは特に山岳用のソールに定評があり、一つのブランドとなってます。
ビブラムの公式?靴としてビブラムファイブフィンガーがありますが、ビブラムはソール屋さんなので、他ブランドの靴でソールはビブラム製を採用なんてのがあります。
ちなみに「コンチネンタル」はタイヤメーカーですが、ソールも作っていて、同じジャーマンブランドのAdidasによく採用されていたります。
ゴアテックス
米国の「W. L. Gore & Associates 」社の製品GORE-TEX (繊維を採用した商品)
「ゴア」と略されることも。
ゴアテックスは「防水透湿」機能を持った素材で、アウトドアに最適なので様々な製品(ジャケット、靴等々)に採用されている。
ちなみに「防水透湿」というのは「水は通さない」けど「水蒸気は通す」という意味。
要は防水機能はあるけど蒸れにくいということ。
ちなみに、防水透湿の素材は「ゴア」以外にもあるが、ゴアは最も有名なので防水透湿の代名詞ともなっています。ゴア(搭載製品)は価格が結構高いのがたまに傷。
ワラーチ
要は「サンダル」です。
ワラーチというのは「Born To Run」に出てくるタラウマラ族が履いているサンダルのことで、彼らは廃タイヤを切り出して、それを紐で脚に固定して、時には山岳を100km以上移動するってんだから凄い。
この本の主張の一つに、クッション性ゆえに間違った走り方をしてしまうので、寧ろ履物はクッション性が無い方が良い。というものがあります。
時と場合によりますが、足を鍛えるという意味では確かに一理ある主張です。で、敢えてワラーチ(的なサンダル)で走る人がいるんですね。
ワラーチ専門店もあったりします。
初心者の壁!?分からないランニング用語がある人はここに集合!
どの業界にもベテランの間では当たり前に使われている言葉でも、始めたばかりの人にとっては良く分からないものがあります。中々意味を聞けなかったりするんですよね…
自分が「そうだったのか!」「知らなかった!」と思ったランニング用語をまとめます。これであなたもランニング上級者になれるかも!?少なくとも話には付いていけるはず。
※間違っている。ということはないと思いますが、人や場所によって違う意味で使われることもありますのでご注意を。もし違う意味をご存じの方がいたら教えてください。
この記事は
ランニング始めたけど、いまいちベテラン勢の会話についていけない。正直知ったかぶりしている。なんて人向けに、ランニング業界以外では中々通じないワードを解説しています。
夕ラン
ポイントは「タラン」ではなく「夕ラン」ということ。
↑だと分かりづらいですね😅
要は「(カタカナの)タ」ではなく「(漢字の)夕」なのです。
意味は至極シンプルに「夕方に走ること」なんですが、カタカナで読むと「たらん」となってしまい意味不明になってしまいます。簡単だけど意味が通じないこともある初見殺しな雰囲気を纏った単語です😉
ペーラン
何か間の抜けた雰囲気を感じる単語😅
「ペースランニング」の略で、ペース走とも言います。
トレーニングには「狙うべき効果」があるはずで、敢えてゆっくり走ったり、敢えて(オーバーペースで)速く走ったりすることがあるわけですが。ペーランは「本番と同じペース(強度)で走ること」を意味します。
日常的な練習メニューの一つでもありますし、本番前の確認という意味で取り組むこともあります。
本丸の大会の前(2,3週間前とか)に、少し距離が短いレースに調整のためエントリーするのも、ある意味「強制ペーラン」といえるかも😄
注意点としてはレーシングペースということは、自分がギリギリ維持できる高い強度であるということ。
つまり体への負担がそこそこあるということです。
本番直前(長距離で)にやったりすると、疲労で本番に響くという本末転倒なことも考えられます。タイミングと距離(本番の6~8割位で留める人も多いです(短すぎると意味は薄れるので難しいところ)。また、長距離ペーランやるタイミングは2週間前位まで、という人も多いと思います。ケースバイケースですが。)にはご注意を。
サブ10(テン)
ランニングには「(とある時間)以下で走る」という意味で「サブ~」という単語が沢山あります。
一番有名?なのはサブ3(スリー)。これは通常フルマラソンを3時間未満で完走することを指します。
ではサブ10は?
これがちょっと面倒な単語で主に二つの意味があります。
フルマラソン完走タイムが2時間10分を切ること
要はフル(2時間)10分切りってことです。
が普通サブ~って、サブ3然りサブ(時)なのに、これはサブ(分)なんですよね…
ややこしい😔
サブ5で「2時間5分切り」なんて使い方をすることもありますが、これも世界選手権クラスだと(2時間)5分切りで通じますけど、一般ランナーの5時間切りの場合もやはりサブ5ですからね。時と場合によって意味が変わってきます。
ウルトラマラソンで10時間を切ること
もう一つの意味がウルトラマラソン(100km(や同等のレース))における完走時間が10時間を切ることです。
上の意味だと完全にプロレベルというかオリンピックレベルですけど、こちらの意味だと簡単ではないけれど中級市民ランナーの現実的な目標となります。(というかウルトラ系は完走すること自体が凄いんですが)
サブエガ
ついてでにサブシリーズの鬼っ子も紹介
「サブエガ」です。
エガって何でしょうか?英語の数字を諳んじてみても、該当する数字ないですよね😆
それもそのはず。このエガとは芸人「江頭2:50」さんの「エガ」なのです!
つまりフルマラソンの完走タイムが2時間50分を切ること。市民ランナーとしては最高峰なレベルの称号なんですが、日本人ランナーの間でしか通じませんね😳
押す・押していく
意味は何となく分かる単語。
敢えて定義するならば「そこそこきついペースを頑張って維持すること」でしょうか。
押していけるペースは人それぞれです。
押していくにあたりフォームが崩れないというのが大前提で、フォームが崩れたり、呼吸が耐えられないほど乱れたりするのは「押していけない」ペースということです。
千切る(千切られる)
どちらかというと自転車(ロードバイク)用語でしょうか?
「ぶっちぎりで優勝」の時の「ちぎる」ですね。
相手を置き去りにする(される)ことを指します。ガチ練習やレースだと良いですが、仲間内で楽しく走る時は友人を千切らないように気を付けてください。
ネガティブスプリット
我々日本人はネガティブという単語に文字通り「ネガティブ」なイメージしか持ちませんが、この単語の意味は必ずしもそうでもありません。
簡単に言うとレースにおいて「徐々にペースを上げていくこと」「前半より後半が早いこと」です。
殆どのランナーは逆で「前半速くて、後半遅く」なります。そりゃそうですよね、疲れますから。
そういうのをポジティブスプリットって言いますが、あまり目にしません。自分含めて多くの無計画なランナーがそうなので、敢えて呼ぶ機会もないからでしょう。
ネガティブスプリットは割と戦略を持って、きちんと管理しないと実現しない状況であって、敢えて前半抑え気味に進行し、スタミナ切れを防ぎ全体として目標タイムを獲得するという狙いがあります。
ただ素人が無暗にやると(前半もイマイチ、後半もあまり上がらない😱)不完全燃焼で終わる可能性もあり、キチンと自分の走力や心拍数を把握した上での計画性が必要です。
ネットタイム、グロスタイム
どっちだっけ?とたまに忘れがちな言葉。
ネットタイムは「スタートラインを越えてからゴールまでの時間」
グロスタイムは「号砲が鳴ってからゴールまでの時間」
伝統的には、公式タイムは「グロスタイム」ということになります。
通常、先頭集団にはエリート選手が、以降ゼッケン順等で整列すると思いますが、参加人数が多い大会なんかは渋滞するので後ろの方だとスタートラインを越えるまで10分とか掛かります。
こうなるとネットタイムはサブ3だけど、グロスタイムは3時間10分なんてのがあり得ます。これはもうサブ3で良いと思いますが、ちょっとすっきりしない感じはしますね…
また、昨今コロナ対策として、そもそもスタート時に集団整列しない(完全時間差スタート)レースも増えており、公平を期すため、グロス計測しない(ネットタイムが公式タイム)レースが増えてきています。
自分の実力を確認するにはネットタイムを見ればよいのですが、入賞等順位を気にする場合は、そのレースの正式タイムがどちらなのか確認が必要です。
シャワーラン
オシャレな響きがあるけど、要は「雨の中を走ること」
寒い時期だとちょっと覚悟が要りますが、暑い時期は寧ろ少し涼しくて快適という人もいます。
気温が高く、雨が多い梅雨時期なんかは、シャワーランのシーズンと言えるかもしれませんね。
防水装備を着込む人もいれば、そこは割り切って濡れる前提で走って着替えるスタイルもあります。
30(35、38)キロの壁
フルマラソンはご存じのとおり42,195キロなんですが、30(35だったり38キロだったり、色々です)キロあたりから急速に脚が動かなくなる現象のことを言います。
勿論そうなる人もいれば、ならない人もいるんですが、走ったことがない人は「そこまで来たらあと一息でしょ?なんでそうなるの??」と思いがち。
一応科学的には人間が貯蔵できる炭水化物(というかブドウ糖)の総量(で動ける距離)が大体その辺りだというのが「壁」の正体と言われています。
壁を越えるためには、適切な補給食の摂取や、マフェトンメソッドの様な「糖」ではなく「脂肪」を活用した運動になれるなど対策が必要です。
DNS、DNF
何となく分かるけど…シリーズ。
DNSは「Do Not Start」エントリーしていたけど、当日スタートしなかったということです。
DNFは「Do Not Finish」スタートしたけど、フィニッシュしなかった(途中棄権)したということです。
こんなご時世ですから、発熱や倦怠感があったら自分と周りのためにDNSしましょう。
また、レース中に体調に異変があったらDNF。無理すると私みたいに数年間走れなくなることもあり得ます。
どちらも、次のレースに向けて、前向きに考えましょう。悔しいけれど最悪の事態になるよりはマシです。
PB
シンプルだけど初めて見ると良く分からない😅
「Personal Best」の略。要はその人の最速記録のことです。ベストタイムとか単にベストとも言います。
通常5km、10km、ハーフマラソン、フルマラソン位の単位で語られることが多いです。(別に良いのですが中途半端な13kmで50分とかだと速いのか遅いのか良く分からんです😂)
平地の大会だと、距離さえ同じなら違う大会でタイム比較することも意味がありますが、トレランは距離が同じでも、コースが違うと、獲得標高や路面状況が異なるので、比較はあまり意味がない気がします。
EVA
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ
ではない方のエバ
シューズの底(ミッドソール)に採用されることが多い素材
クッション性がそこそこあり、ヘタりにくく、軽いという評価
素材としては結構古く、多分30年前とかそこらからシューズに使われてます。
出始めは最新最良の素材で高価だったそうですが、量産化技術が確立されるにつれコストダウン。
今では正直「安いシューズに採用される素材」というイメージがあります。
※EVA使っていれば絶対安いというわけではありません。色々な理由から敢えてこの素材を使っているであろうモデルもあります。一方多くの2~3000円位のランニングシューズにEVAが採用されているのも事実です。
化学的は話には明るくないですが、今では純粋なEVAではなく「αゲル」「ブースト」「ズームX」「ミズノエナジー」など、よりクッション性が高かったり、反発性があったりする素材を各社開発しており、ミドルエンド~ハイエンドにはこれらが採用されることが多いです。
LSD
やばい薬の名前でもあるんですよね…😩
ランニングやっている人が「最近LSDやってる」というのは、多くの場合薬ではなく「Long Slow Distance」の略です。
意味は簡単で、長い距離を、ゆっくり走ることです。一応心拍数なんかで定義はありますが。まあ、苦しくないペースでゆったり走るのがLSDということで良いと思います。
初心者は否応なく、ここから練習が始まるでしょうし、実は上級者も取り入れることが多い奥の深い練習法です。
○○バル
1000バル、地獄バルとか。バルバル言ってますわ😀
世間でバルと言えば、スペイン風立ち飲み屋と決まってますが、ランニング界隈で「バル」が付くと大抵「インターバル(トレーニング)」のことです。
1000バルは、一番オーソドックスな「1000m精一杯走って→400mジョグ→1000m走って(以下繰り返し)」を意味します。
ちなみにインターバルというのはザックリ言うと「キツイ→緩い」のランニングを繰り返すことです。(ザックリ過ぎ😅)
https://www.olympicchannel.com/ja/video/detail/zatopek-s-sensational-gold-medal-haul/
人間機関車ザトペック選手がやってたとか(古い!)
冗談はさておきインターバルは中長距離のトレーニングとしては鉄板というか必須です。
また、面白い単語があったら追記していきます!
道が硬い!?2020年9月13日「SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020」参戦記
2020年9月13日(日)北海道秋のトレラン三連戦シリーズ(笑)第一弾の
「SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020」に参加してきました。
「つのだ☆ひろ」さんみたいな名称ですが😅、札幌中心部からもほど近いテイネスキーエリアで行われる人気イベントです。
この記事は
「SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020」(16km)に参加した感想とレースの概要を書いています。
2021年参加される方の参考になると思います。
とりあえず16kmは短いので、スピード自慢の平地ランナーの方も上位に入ってますが、色々なタイプのトレイルがギュッと詰まっています。
登り下りバランス良く走る必要があります。
また、タイトルにもありますが、下り区間の半分位は「アスファルトで硬い」です。
ガンガン走る方はクッション性の高いシューズで臨むことをお勧めします。
悪天候ということもあり、防水性のある硬いトレッキングシューズで走りましたが、普段の16kmではあり得ない位、脚が痛くなりました😂
「SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020」とは?
大会自体は比較的新しく、今年で三回目。
例年は6月に行われますが、このコロナ騒ぎの中で一度「SAPPORO★テイネトレイルは中止」になりました。
対策方法等を検討して、改めてSAPPORO★テイネ”オータム”トレイルとして、この9月に開催となったのでした。主催者の方色々な困難あったと思いますが、お疲れ様です🙏
コースは33kmと16kmがあります。
昨年は小中学生の5kmもあったようですが、そういう皆でほのぼの?という感じと三密対策という側面の両立が難しいと判断したのか、5kmはなし。今年はサッと走って、サッと解散という雰囲気です。
これは断じて批判ではありませんが、色々と大会の付帯サービスはカットされており、必要最低限のことだけという感じです。
「コロナ」の影響がいつまで続くのか?というか「ニューノーマル」というものなのか?少なくとも数年くらいはどの大会もこういう雰囲気になりそうですね。
↓参加賞。
マスクをしている熊のロゴ😅
後世、2020の世相を表すものとして話題になりそう。個人的にはTシャツは売るほどあるので、参加賞が他のもの(今回はエコ?バッグ)なのは歓迎です。
コース概要
ちなみに16kmコースは2019年から少し変更されているようです。
というか2019年は「17km」コースでしたので😐
少し短くなってます。
2019年(去年)
2020年(今年)
細かな変更点は公表されてませんが、外野で分かる部分としてはピークとなる手稲山山頂エリアの往復がなくなったこと。
昨年のコースをカメラで撮影・公開してくれている人の動画を見ると、昨年は山を登ってから、平らな山頂エリアを往復する様子が映ってますが、今年はなし。登り切ったら即下山😮な感じでした。コース表からも何となく分かりますね。
去年(2019)の動画を公開してくださっている方
また、最後(ゴール)が今年は少し登りフィニッシュとなってます。疲れ切った脚にこれはキツイ(笑)そこで一人に追い抜かれてしもた😂
で、トータルとしては少し距離が短くなってます。
走った感想
以降は、自分の体験ベースですが、一応来年以降参加する方の参考に走った印象です。
コース図を見てもらっても分かる通り「はっきりとした」コースです。
スタートしてから2kmは緩やかな登り。
そこから手稲山山頂までがかなりの急登。
一部区間はスキーの大?回転コースなので、ほぼ崖みたいな登りです。
登りが得意なトップ層はともかく、ほぼ全員が歩きメインになります。
登り切ったら8km近く下り。
去年は山頂エリアの往復がありましたが、本当に登って即下山😅
なので、ここの処理が最後の脚が残るか否かにつながってきます。また、岩の多い林道や軽い泥濘渡りもあるので中々テクニカルです。
下り切ったら1km位登り。
手稲山の登り程ではないものの中々の登りです。万全の状態ならそこそこのランナーでも駆け登れるとおもいますが、脚を使い切った自分は歩かされました😴ここが弱さ。
ラスト4kmは軽い上り下りはあるものの(天気が良ければ)気持ち良いトレイル。
最期の最後アップダウン(ダウンアップか?)が待っていますが、勢いで駆け抜けましょう(笑)
あらゆるパターンの道がギュッと詰まっている感じがするので、距離はそんなに長くないものの「総合力」が問われるコースと言えるかもしれません。
自分は「登りが苦手、下りは速い」タイプで、下りではそこそこ上位の選手含めて抜かしたものの、登り区間であっさり抜き返されるという展開。大切なのは総合力😂。
装備
最後の最後まで悩みました。
札幌界隈は大会前の数日間降ったり止んだりの空模様。大会前日も雨でした。
そして、スタート時点では降ってはいないものの、ご覧の通りの霧。
(途中からゴールまではずっと小雨でした。ゴール地点もMCの声は聞こえるがゴールが全く見えん(笑)視界20メートルの世界)
靴
本来はアスファルト区間もあることから、クッション性のあるランニングシューズで参加予定でしたが、グリップや防水性の観点から、トレッキングシューズに変更。
結論を言うと失敗。下りの道が硬すぎて自滅しました😰
終わった後のシューズ。ドロドロ(笑)
このトレッキングシューズ。adidasのswiftシリーズ、トレイルを歩くには非常に良く気に入ってますが、ソールが硬い。
このテイネはアルファルト区間(しかも下り)がそこそこあるので、脚へのダメージを考えて使う気はなかったのですが、他に防水性があって走れるシューズがなかったので急遽採用。
防水・防滑という観点では期待通りの働きをしてくれましたが、やはりアスファルトでは硬い…あくまで自分の脚の弱さが前提なのですが、下りで脚を使い果たして、以降はスピードを上げられませんでした。
天気次第ではあるのですが、歩く方はともかく「走る」方は、クッション性の高い(アスファルトをガンガン走る)シューズをお勧めします。
これまでトレランの大会は奇跡的に?天気が良かった中で参加出来てましたが、ちょっと今後の対応をまじめに考えたいと思います。
多分今回については↓的なクッションもあるトレランシューズがベストだったのでしょう。(持ってない…)
Adidasさんサンプルください。履き倒してレビューしますので(笑)
服装
意外に?寒くはなかった(またスタート時は雨降ってなかった)ので、晴れと同じ服装で。
勿論、防水パーカーは背中に背負ってました。
気温自体はそこまで低くなかったので、結局最後まで服装はそのままでした。「走る」人は自己発熱するので、それで良かったと思います。「歩く」人は最初から防寒(水)服を着ていくべきでしょう。
自分の脚で跳ねた泥で太もも裏から背中まで泥だらけになりましたが(笑)
買うなら単純な安い防水服ではなく「透湿」機能があるものをお勧めします。蒸れ具合が違います。
ちなみに防水透湿パーカーで言うと、3000円~3万円位の幅があります🙄。
アウトドアメーカーの物は防水透湿機能も高いのですが高い。
現場服のメーカー(プロノとかワークマンとかで販売している物)はかなり値段が抑えられてます。防水透湿性能はそれなりですが。
勿論、予算があるならアウトドアの物が良いでしょう(リセールバリューも高いです)が、ヘビーユーズするのでなければ(念のための装備的位置づけ)ならば、現場服系がコスパが高いです。
環境負荷云々は知りませんが、ワンシーズン毎に買い替えることも可能な値段ですし(アウトドアメーカーのものも半永久的に使えるものではなく、防水効果等は使用すると薄れていくのでメンテナンスは必要です。)
その他
自分はポールを持っていきました。
https://penguinsports.net/post-1738/
前半の手稲山の登りには大いに活用。
トップ層はともかく、アベレージ又はそれより遅い見込みの方は、是非ポールを持っていくことをお勧めします。
水は公式的には1リットル推奨ですが、天候次第ですね。今回はそんなに要らない人が多かったはず。
16kmはエイドが2か所(500ml水一本支給)ですが、自分や似たようなペースで走っている人はスルーしていたように思います。時間も1時間半前後で終わるので、水分的には押し切れる時間かと。
当日はシャワーラン😁でしたので、被り水も必要なし(てか常に被り水)
早期決着するなら、手持ちのドリンク(600ml)程度で十分だったように思います。ちなみに自分は男子16kmで17位でした。
所感・要望
初めに言います。
運営者とりわけボランティアをしてくれた方に深く感謝いたします。雨の中本当にありがとうございました。
その上で、少しこうだったら良いなという点を述べていきます。
スタートが密
個人的には気にはなりませんが、スタートが結構密です。皆マスクはしてるんですが。
人数が違うので比較できませんが、ルスツの方が取組のレベルとしては高かったと思います。
https://penguinsports.net/post-1707/
5人ずつのウェーブスタートでしたが、ズラッと行列なんです😞
スタートする人(5名)と待機組(10名位?)は離してウェイティングさせて、あとは集まらず散らばせとくみたいな誘導が必要だったのではと思います。
MCが繰り返し「密にならないよう」アナウンスしてましたが、スタート前のイノシシ状態の我々は色々と気が回らないので😅
スタートの風船ゲートが飛ばされそうで、それを抑えているスタッフの方がいましたが、ゲートよりも誘導した方がよかったのでは?
結果速報をWEBで確認できる取組はすごく良いと思います。
道が一部分かりずらかった
手稲山は、大きな山で、しかも登山専用の山ではないので、道が色々と複雑です。
全体としては、誘導員の方やマーキングが機能してました。感謝。
しかし、私一回ロスト(道間違い)してしまいましたし、何度か不安「こっちで良いの?」になる場面がありました。
ロストしたのは第二(最終)エイドを過ぎて、林道に入る地点。
正しくは右に進むのでしたが、左に閉じられている鉄門があり、そちらに行ってしまいました。
普段なら、閉じられている鉄門はコースだとは思いませんが、その前に閉じられている門を潜るので(ここはこれが正しい)その記憶があったのと、なんとその鉄門の中央に「赤テープ」が垂れ下がっていたことが原因です。
登山していると赤テープ=正しいルートと思ってしまう…よく見ると正しいルートにも少し先にマーキングはあったのですが…
あそこに「→(矢印)看板」があれば、迷わなかったと思います。
他にも看板がない分かれ道があったので、全てに誘導員を配置することは出来なくても、是非目立つ看板は設置していただきたい。お願いします!
エイド内容
スルーしたので言う資格もないんですが、どちらも水だったので、どちらかはスポドリにしていただければと。
以上。
運営者及び地域の方(レースのために私有地通行許可してくれた方含め)に感謝。
鍛えなおして、またチャレンジします。