リアル弱虫ペダル?篠原輝利君16歳の将来が楽しみ!!

海外で武者修行する日本人は沢山いますが、ロードレース界にもこんな人がいるんですね~。

篠原輝利君(16歳!)。中々将来有望な選手です。インタビュー内容も考えさせられる中身でした。

Left Caption
若い!楽しみだね!

篠原輝利君とは?

茨城出身、2003年4月1日生まれ!の16歳。国内のジュニア区分のレースで多数の優勝経験を持つ少年で、中学卒業後、所属チームボンシャンス(BonneChance)を通じて、フランスに拠点を移し(と言ってもビザの関係で日仏行ったり来たりみたいですが)、ツールドフランス優勝を目標に頑張る選手です。

何が凄い?

勿論現時点での戦績(国内で多数優勝)もすばらしいですが(しかも話を聞くと割と自転車天才肌みたいですね。羨ましい。)、中学卒業後フランスに渡ったというのが良いと思います

彼の実力ならば、日本の高校でも良い成績を納める可能性が高いですし、「いつかは海外。でも日本の高校くらい出とかないと」というのが通常の考え方です。ちなみに通信制の高校課程を受講中とのこと。

競技にはやはり”本場”と呼ばれる所があり、そこで切磋琢磨することで確実に力が付くと思います。テニスの錦織選手やサッカーの久保選手も然り。

彼の気づき

日本のスポーツ界に真の喝(笑)を入れる16歳

まあ、まだ若いのでまだまだ日本の状況含めて勉強が必要でしょうが、日本の「とりあえず頑張る」というやり方に疑問を持ったことは良いことですね。

既に日本でもそういう意識を持った選手はいますが、何せ「頑張ることに意味がある」という文化の国ですから。

スポーツに限らず、同僚や上司が大変そうだったら、やる事ないけど机の整理とかヤフーニュース見たりして何となく「大変さ」を醸し出しつつ付き合い残業する人も沢山いるわけで。

現在ツールで最強のチームイネオス(英)も、科学的アプローチをいち早く用いたことがその躍進理由の一つです。最新の栄養学やパワーメーターの活用、「日が暮れるまでペダルを回せ!」という昔の方法論とは異なるわけです。

篠原君のインタビューでもありましたが、長時間の練習後に「もっと練習したい!」と仏のコーチに訴えたら「今強くなりたいのか?将来強くなりたいのか?」と尋ねられた(要は、将来を見据えて無茶は禁物ということ)そう。

多くの日本の指導者は「よし!よく言った!もうちょっと頑張ってみよう!」って応じるでしょう。逆に言うと、「これ以上はダメ(不要)」と言えるには、練習の内容と量を科学的・データ的な見地から研究して自信を持っていないといけないわけです。優秀(研究熱心)なコーチでないといけないということですね。

Right Caption
彼のこれからの活躍が楽しみ!そして、我々も色んな場面で効率的な行動を心がけたいものです。