バイクも良いけど、ランニングもね。ローディーがランニングをするメリットとは??

ロードバイク研究所なんて銘打っているのに、ランニングとはコレ如何に?という感じですが、自分はバイクも好きだし、ランも好きです。

もともと持久系競技はランニングから足を踏み入れましたが、とあるトレイルレースで足が粉砕😓(もちろん物理的に粉砕したわけではありませんが、まともに走れるようになるまで丸2年ほど掛かりました…)

この時に出会ったのがロードバイクでした。人間万事塞翁が馬なんて言葉がありますが、この足の故障がなければバイクとの出会いも無かったかもしれません。

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自転車が好きな人向けのランニング紹介です。

自転車と走りは別物

究極の話ランニングで疲労困憊の時にバイクでベストなパフォーマンスができるかというと無理です。でも、この二つは使う筋肉が結構異なります

個々人の走り方や錬度によりますが、長距離ランニングでは、バイクで言うところの引き足的な使い方がポイントになってきます。

やらない人からは「どちらも持久力勝負だから、似たようなもんでしょ?」と言われたりしますが、事実バイクで超速い人がランニングでも超早いかと言うとそんなことありません

バイクだと1時間でも2時間でも高速巡航できるような人が、ランニングではまともなペースで15分走れないみたいな話は割りと聞きます。(勿論、逆も然りです)

昔、ツールで活躍していた頃ランス・アームストロング選手がNYマラソンに挑戦したことがありましたが、その時のタイムは「2時間59分36秒」。

フルマラソンで3時間を切ることはサブスリーと言って市民ランナー中級者の証みたいなもんですが、アームストロング選手は元々トライアスロンをやっていたりして割とランニング経験豊富だったこと、そして何より前代未聞のツール7連覇(後に取消ではありますが)という超人であることを考えると、真に失礼ながら”期待以下の凡タイム”と言えます

当時、ツールで最強の選手がマラソンを走ったら、世界記録を更新しちゃうんじゃないか?とか言う人もいた位ですから。

一方で、心肺機能や一部筋肉は当然”共用”してますので、バイクでちょっとお疲れ気味の際にランをすると気分転換というか筋肉転換しつつ、トレーニングを続けられるというメリットがあります。

勿論、ランニングを既にしていて、スポーツバイクを始めようか迷っている方にも同じことが言えます。自分もランニングで膝(正確には腸脛靭帯炎というやつですが)がぶっ壊れて、リハビリとしてロードバイクを始めましたが、歩くことすら厳しい時期でもバイクは問題なく乗れました

バイクとランの併用は、体的にも精神的にもメリットが大きいと言えます。

「でも、ロードバイクってお高いんでしょ?」とお嘆きのそこの奥さん(?)、勿論最低限の出費はかかりますがスポーツバイクをお安く始める方法についてはこちらをご覧ください。

ランニングのメリット

バイクに比べると一番の利点は、手軽であることです。バイクに乗っている人は運動できる服(サイクルジャージとか)持っているので、強いて言うなら必要なのは「ランニングシューズ」のみ!

コンポーネントもフレームもサドルも不要です😀

コースに階段や不整地があっても問題ありません😃

途中で駐輪場所を探したり、盗まれないように鍵を掛ける必要もありません😍

あと、短時間での運動効果はランニングの方が高いと思います。(当然各々どれ位の負荷を掛けるかによるんですが、短時間で街中だと、ストップ&ゴー、車や通行人などが多いことによりバイクでは思うようにスピードが上がらないこともあります。バイクを出し入れしたりする手間もありますし。その点ランだと、30分位の隙間時間でも、シューズ履いてパッと走りに行けばそこそこ運動になります。)

ランニングのデメリットは、故障のリスクでしょうか。ペダル回転のような純粋な回転運動ではなく、地面を少なからず蹴りながら進むことになります。膝や足首など故障の話はほぼ全ての(記録更新を狙う)ランナーの悩みの種といっても過言ではないでしょう。

とは言っても、無理をしなければ大丈夫。違和感を感じたら、直ぐ止めましょう。

さあローディーよ、野山を駆け回ろう(?)

バイクにはバイクの、ランにはランの楽しさがあります。

個人的には、バイクはモータースポーツにも通じるようなスピード感やコーナー処理の技術などジェットコースター的な楽しさを感じてますし、ランは特に不整地を走るトレイルランが分かりやすいですが、瞬時にペースや方向を変えたり、荒れた地面を自分の脚のバネでどうやって処理するか等アスレチック的な面白さがあります。

ランニングは、マラソン大会やファンランなどイベントが本当に沢山あるのも魅力の一つです。是非、バイクと共にランニングも並行してトレーニングしてみてはどうでしょうか?

数は少ないですが、ランニング+バイクのデュアスロン」大会なんかも各地で行われてます。バイクに自信があれば、ランニングをそこそこの速さで乗り切れば、上位入賞も期待できますよ。

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野生のペンギンは泳ぐ・歩く・滑る三拍子揃ったトライアスリートなんだよ。