デュアスロン攻略に向けての備忘録

この記事は

今年こそは自己ベストの大幅更新(そして夢の入賞)をするために、新年の誓いではありませんが、サボりガチな自分への備忘録を記すことにします。

もし、デュアスロンへの参戦を検討している方や、自分と同じように”脱初心者”を目指す方でしたら、装備やトレーニング等役に立つ(はず)情報になるようまとめてみます。

TTバイク

デュアスロンって?

そもそも知名度がない😅

トライアスロン」は誰でも知ってます。ご存知「スイム+自転車+ラン」の三種競技です。(トライ(三つの)アスロン(競技))

デュアスロン」はデュ(二つの)アスロン(競技)ってことで、通常「自転車+ラン」で構成される競技です。

(二人で歌う)デュエットの「デュ」ですね。多分。

ちなみに同じ二種競技でも

「スイム+ラン」は通常「アクアスロン」と呼ばれています。「自転車+ラン」と区別するためでしょう。

さらに「バイアスロン」も「バイ(二つの)アスロン」ですが、今日では冬季競技の「スキー+ライフル射撃」を指すことが普通です。昔は「自転車+ラン」もバイアスロンと呼ばれていたこともあったようですが。

デュアスロンの魅力

競技の知名度は低いのですが、個人的な感覚でも自転車とランニングを両方やる人は結構多いと思います。

その両方を一度に味わえるというお得?なイベントなんです!

トライアスロンをする際に多くの人間が躊躇するのは「スイム」です。(というか自分がそう)

服装や練習環境が他の陸上二種競技と異なるので、ちょっと敷居が高いのですよね…特にプールじゃなくオープンウォーターで泳ぐのは少し怖い😓

その点、デュアスロンは、自転車乗りならば、ランニングシューズがあれば参戦可能です。聞きなれない競技であっても、実はもの凄く敷居が低いのです!

一日で日頃の練習の成果を二種目試すことができるという「コスパ」の良い競技と言えます。

デュアスロン攻略法

まだ攻略してない奴が話せる内容ではないのですが😂、過去の参戦経験からの反省点です。

自転車とラン、両方サボるな!

意外とココがポイントだと思います。

当然、ランニング畑出身の人はランニング練習メイン、自転車畑の人は自転車練習がメインになってしまうと思います。

敢えて言います「両方サボらずやりましょう」

もっと言うならば、毎日でなくても良いので、自転車とランニングを連続でやる練習日を設けましょう。

というのも当然本番は両方を連続でやることになります。すると疲労も蓄積(引き継ぐ)することになります。

自転車とランニングは筋肉の場所や使い方が異なるものの、当然足を使った長距離競技ですので、どんどん足回りに疲労が蓄積します。要は単独で(切り離して)やるのと疲労の蓄積の仕方が違うのです。

去年自分は自転車が楽しくて自転車メインで練習して本番に臨みました(バカ)。

距離は第一ラン(10km)+自転車(80km)+第二ラン(10km)でした。

すると、サボり気味の第一ランで足を使い果たし😂、十分練習したはずの自転車で(足が回らず)失速、第二ランは辛うじて歩かない程度という不本意は結果に終わりました。

良いランが良い自転車に繋がるという好循環を作らなければ、全体としての最適には繋がりません。

勿論、自分としての「得意種目」があるのは悪いことではありませんが、苦手な方も明確な目標設定・それに合わせた練習をサボらないようにしましょう(自分への戒め😜)。

ちなみに、こういうランとバイクを連続で行うトレーニングを「ブリック・トレーニング」と呼んだりします。

これが重要というのは自分が勝手に言っていることではなく、トライアスロン界のレジェンド「マーク・アレン氏」も言っておりますので、確かだと思います。

https://lumina-magazine.com/archives/news/15825

自転車はエアロ、エアロ、エアロ

これまでロードレース出身の方には衝撃でしょうが

トライアスロン」や「デュアスロン」は原則(一部のエリートクラス等除く)ドラフティング禁止です。

ゆえに、ロードバイク界で言うところの単独巡航型TTバイク的セッティングが推奨されます。いわゆるエアロ性能優先です。大体平坦コースですし。

ただし、ここが難しいところですが、ロードレースのTTよりも距離が長めです。自分が参加する大会も80km。トライアスロンのアイアンマンだとバイク180kmですからね。

最終ランに向けて脚を残すことも考慮しないといけません。

とりあえずロードバイク持っている方はDH(エアロ)バー位付けてエアロ姿勢を保持する練習をおススメいたします。

実は、各種実験で高級エアロフレームの空力効果より、DHバー付けてポジション変える方がずっと空力効率が良いということが明らかになっております。

予算があればトライアスロンバイクやTT専用バイクを用意するのも有りですが。限られた予算を投入するなら、DHバー、ジャージ(空力性能に優れたワンピースタイプ。トライアスロン用のトライスーツが手っ取り早いでしょう。)、ヘルメットあたりがコスパが良いと思います。

ちなみに、デュアスロンの服装は人それぞれです。

いわゆるロードレースに参加する感じでビブショーツ&サイクルジャージもいますし、トライアスロン用のトライスーツの人も多いです。

バイクパートで問題ない(お尻が痛くなったりしない)のであれば、別にマラソン出るような(短パン)格好でも問題ありません。

トライスーツがベストだとは思いますが、ワンピースタイプが多く普段の練習に使いづらいので、悩ましいところ。

足元は、ランニングシューズ一本で行く(自転車はフラットペダル)人もいるし、バイク用ビンディングシューズに履き替える人もいます。

なお、シューズカバーはエアロ効果が高いお勧めアイテムですが、トランジット(ラン⇔自転車)で靴を履き替える場合、ちょっと時間が掛かりますので、そこでのタイムロスとの兼ね合いです。

エアロアイテムの効果については昔調べました。

自己補給が基本(特に自転車)

大会ではエイドが準備されてます。

が特に自転車の場合、停車して、クリート外して、飲み食いして、再発進するので10秒位はロスします。

自分のような凡タイム(トップから何十分も離されている)の人間が言うのもなんですが、ちょっと勿体ないですよね。

トライアスロンバイクには食料とかをしまっておくストレージ(格納場所)があったりしますが、自分の場合普通の「ロードバイク」なので、トップチューブにシリアルバー的なものを仮止めテープで貼り付けてます。

色々と便利なアイテムや工夫があるので、本番までに要検討です。

みんな、デュアスロンやろうぜ!

(笑)いや、デュアスロン協会の回し者ではありませんが。

始めに言ったとおり、ランニングと自転車両方楽しめるお得な競技です。

そして、ロードレースでもなく、マラソンでもなく、トライアスロンでもない中途半端(失礼!)な位置づけですので、(勿論レギュレーションはありますが)割と自由な(野良レース的な)雰囲気の大会が多いです。

もっと大会が盛り上がったら良いなぁ、というか盛り上げて行きたいなぁと一参加者として思います。