「ナイキ ACG ズーム テラ ザヒーラ」を履いて良い人ダメな人

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

[caption id="attachment_1783" align="alignnone" width="225"]NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA[/caption]

ナイキのACGラインのアウトドアシューズです。ちなみに今回かなり辛らつな感想になってます。個人的な所感にすぎませんので、悪しからず。

この記事は

上記ナイキのアウトドアシューズを実際に購入・使用した率直なレビューです。

公式サイト説明(そのまま引用)

あらゆる状況に対応したブーツ。

ナイキ ACG ズーム テラ ザヒーラを履いて外に出よう。一新されたデザインが、道路に対応したトラクションとクッション性を生み、スムーズな前進をサポート。森林の泥道から、都会の未舗装路にいたるまで、あらゆる厳しい状況に対応します。

トレイルのための一足。

硬めのラバーを使ったアウトソールとデザインを一新したラグが、屋外トレッキングに最適なトラクションを発揮。マッドガードとつま先に加えたラバーが摩耗を防ぎます。

軽くてクッション性に優れたデザイン。

ミッドソールには、軽くて丈夫なNike Reactフォームを搭載。Zoom Airユニットが高反発のクッション性を発揮し、ストライドに弾みを与えます。

屋外に対応した丈夫なデザイン

アッパーには、TPU糸で作られたメッシュ素材を使用。耐久性を発揮して摩耗を防ぎます。

その他の特長

  • DWR (耐久性に優れた撥水加工) 仕上げのブーティー構造が、足をさらりとした状態にキープ。
  • シリコンのシュータンで着脱が簡単。

外観詳細

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

半透明のTPU素材がアッパーを覆う

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

内側に大きな「acg」ロゴ。ここら辺はさりげなくて好き

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

後ろから。この角度が一番カッコいいかも

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

サッカーシューズから受け継いだとかいうパターンです。つま先で前進。踵でストップできるようになってます。

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

NIKEがいうブーティ構造。ネオプレインっぽい靴下的なものをTPUメッシュ等の外側が覆う構造。

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

踵はかなりの反り具合。

トレイルシューズとしての評価

ナイキはしつこい位「ACG(=All Conditions Gear)」を謳っています。

これでもか!って位。

ACG=全状況型道具ということで、厳しいアウトドアでも使用できるということですね…

さて、このザヒーラですが片足「352g」(28.5㎝)

ランニングシューズをしては重いし、トレッキングシューズとしては軽いです。履いた感じは重さは全然感じません。

サイズ感は「幅広め」

ナイキにしてはかなり幅が広く、国内メーカーと同じ感覚と思います。結構ナイキは幅に関して、振れ幅が大きくて困ります。なんか国内企画商品か、グローバル商品かとか色々とあるのだと思いますが…

足入れの感覚としては、ブーティー構造ということでとても良いです。靴下履くような感じです。

そして特筆すべきはそのクッション性

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA Flyknit

厚底ランニングシューズのフライニット(下)とそん色ないというか、寧ろ厚い?位のミッドソール。

そして素材もリアクトフォームとズームAIR搭載ということでアウトドアシューズでは断トツのクッション性でした

と中々傑作じゃないか!と思ったのですが…

このシューズを履いて良い人ダメな人

いや、履きたければ履けばよいです(笑)

でも、これだけは覚えておいてください。

このシューズの唯一にして最大の弱点

それは「防水性がない」

念のためですが、すべてのアウトドア・トレイルシューズが防水性を有しているわけではありません。

そういうコンセプトで開発・販売されている商品はそれはそれで良いのです。

しかし「ACG」って何なのですかね…

NIKEの提唱する「ALL」には雨の日や水たまり、朝露に濡れた草原なんかは入っていないのですかね😞

公式説明のDWR (耐久性に優れた撥水加工) 仕上げのブーティー構造が、足をさらりとした状態にキープ。」

敢えて言いますが、これは嘘です。

まず外側のTPUメッシュですが、これは水に対して、ほぼ「ザル」ですもうスッと水を通します。

そして中の靴下的?部分ですが、これまた防水性ほぼゼロ(良く分かりませんが撥水性はあるのでしょうか?ただガンガン水は染みてきます)

要は、防水性という観点からいうと「靴下で走っている」のとさほど変わりませんいや本当に😰

雨どころか、朝露に濡れた草がありますね?あそこをちょっと通ったら、靴下が濡れてきます。

防水性という観点を捨てるととても良いシューズですが、アウトドアにおいて「防水性」はかなり重要な観点です。

厳しい言い方ですが「汎用アウトドアジュース」としては私は落第だと思います。

このシューズは屋内履きや「絶対晴れの日、乾燥した路面でしか使わない」人にはお勧めですが、天候の変わりやすい山や何だかんだ水たまりやらゲリラ豪雨などが考えられる街中履きに考えている人にはお勧めしません。

かと言って短期決戦トレイルランみたいな用途にはちょっと中途半端ですし…想定使用シーンがよくわからんのです。

室内でバッシュ代わりにするのには良い感じもしますが、だったらバッシュ買いますよね…

まとめ

このシューズは、クッション性や足入れ感覚は秀逸なるも「ACG」とあるのに何故か「防水性ゼロ」

ナイキさん見てますか?厚底のシューズ、世界中で人気ですが、汎用(一般)アウトドアシューズには是非防水性を持たせてください。それだけで使えるシチュエーションが爆増します(ユーザー喜びます)。