【貧者のHokaOneOne?】ワークマン「アスレシューズ ハイバウンス」は衝撃的な逸品!!
ヒット作飛ばしまくりのワークマン。
現場仕事用の機能性の高さと、オシャレアウトドアブランドのようなデザインを、廉価な商品に搭載した商品が特徴です。
このワークマンが世に送り出した人気シューズ「アスレシューズ ハイバウンス」をレビューしていきます。
この記事は
ワークマンの「アスレシューズ ハイバウンス」を紹介しています。
マラソン、トレラン、それらに類するシューズを年間幾つも試している自分が忖度なし率直な感想を述べます。
結論を言ってしまうと「コスパぶっ壊れ(誉め言葉)ジョギングシューズ」でした😁
アスレシューズ ハイバウンス
念のため。ワークマンはこの商品を「アスレシューズ」と称しており「ランニングシューズ」とは謳ってません。
だから「ランニングに向いている/向いてない」というのは根本的に無意味(笑)です。
でも、どう考えてもランニングを意識しているとしか思えないんですよね😅
ワークマンもイメージ画像もろにランナーの写真だし。
このシューズの一番の売りはワークマンが分子レベルから(どういうこと?😆)自社開発したという「BounceTECH」をミッドソールに搭載したこと。
「反発力に自信!!」と高らかに宣言しております。
シューズ各部詳細
まず重さ。279g(28㎝)。そこそこの軽さです。ソールが厚いので見た目より軽い印象。
側面。アッパーは編み上げニット(メッシュ?)のような感じで、ナイキのフライニットのような構造です。
厚底系であるところも含めて、ちょっと似ている(というかワークマンも意識しているかも)
上から
底面。アウトソールにはラバーが全面に。溝パターンは「WM」が並んでおり、「WorkMan」の頭文字とか。中々こだわってますな。
後ろから
ヒール部分。踵の所、ちょっとアウトソールのラバーが(敢えて)はみ出てるんですよね。謎。すり減るのを見越して?
ニット構造でスリッポンというか靴下を履くような感じ。
デザイン的には、ちょっとホカオネオネのシューズにも似てるかも。
色はこの黒と、ホワイト系があります。個人的には他のランニングシューズが派手目なので黒一色というのはありがたい😅です。普段使いもバッチリ。
使用レビュー
足型がちょっとクセ強し
まず、少し足型(シューズの元になる形)がクセが強いです。
幅広、長さも長め、ただし甲高は低めです。
こういうニット構造のシューズは靴紐によるホールド力があまり働きません。簡単に言うと靴紐を結んでも結ばなくてもあまり変わらないということ。
「靴紐なんて飾りなんです。偉い人にはそれが分からんのです!」
失礼しました😏
これはナイキのズームフライフライニットなども同様。これはニット構造の特徴と言えるので、甲のあたりでホールドするのが定石と言えば定石です。
しかし、このシューズはかなり幅広なので、入口(足首から甲)が狭く、つま先が遊ぶような感じになりがちです。
自分は足が幅広なので、許容範囲ですが、幅狭い人は宙ぶらりんな感じになりそう。試し履き必須です。
反発力は?
個人的には反発力(推進力)はあまり感じず😅ワークマン~
しかし反発力は感じないが、クッション性は感じます。
ナイキのリアクトやアディダスのブーストのような「衝撃を推進力」に変えるという意味での反発力はないが、クッション性があるので、とりあえず足にやさしい。
難しいですね、シューズの「反発力」って。
逆にスポーツメーカーの技術力ってすごい。ワークマンも頑張っているんでしょうが、まだ「走りの推進力」への研究はまだまだのようです(だからこれは「ランニングシューズ」じゃないって😅)
アウトソールは優秀
アウトソールのラバーの防滑力は中々のもの。アスファルトに確実にグリップする印象。
現場靴の「防滑性」のノウハウを生かしているのでしょうか。
総合評価
言い忘れてました。
このシューズ1900円です。もう一度言います。1万9千円ではありません。1900円。
ナイキのハイエンドが33000円のこの世の中で、1900円です。
しかも、税込み1900円!!ワークマンの回し者じゃないけど、ちょっと破格過ぎ😁
この値段なら、文句のつけようはないでしょう😅
いわゆるホームセンターや靴量販店で1000円~3000円のシューズは山ほどありますが、正直造りがちゃっちい物が多いです。個人的に気になるのが「アウトソールの貧弱さ(無さ)」
この価格帯だと、ミッドソールがむき出しの物が結構あります。ミッドソールは柔らかいので、アスファルトで走ると簡単に削れていきます。結果2か月くらいでガリっと削れて買いなおすことに…安物買いの銭失いってやつです。
その点、このハイバウンスは上記のとおりラバーソールが全面にあり、少なくとも普通のランニングシューズと同等又はそれ以上の耐久性がありそう。
(追記)使ううちに当然すり減ってきましたが、凸凹がちょっと浅めなんでツルツルになるのが少し早そうです(普通のランニング(トレーニング)シューズより少し寿命は短いか?)。
まあ1900円なんで、新しいの買って頂戴ってことなのかもしれませんが、個人的には1000円位高くて良いのでもう少しアウトソールの耐久性と凸凹高UPを次回作に期待します。
また、このクッション性を生み出すミッドソールも正直秀逸ですよ。1900円とは…本当驚き。
足型が合うか否かは個人によるところが大きい(そういう意味ではちょっと特殊ですので、必ず試し履きすることをお勧めします。)ですが、それが問題ないなら、お勧めです。
タイムを競うレースに最適かと言われると時と場合によりますが、とりあえずジョギングには最適と思います。
また、タイムを求めるランナーの二足目、三足目としてもお勧めです。リカバリーランというか1キロ5分~6分位で走っていると気持ちよく走れます。
狭義の「ランニングシューズ」というより「ジョギングシューズ」「ウォーキングシューズ」であるといえるかもしれません。
なお、ワークマン公式WEBでは完売。店舗でもsizeが欠品していることがありますが、別に限定とかではないので、在るところには在ります。自分も売り切れの店舗の後に、違う店舗に行ったらありました。
焦らずにワークマン/ワークマンプラスを覗いてみてくださいな。
次回作に期待すること
ワークマンが見ているとは思えませんが、一応述べます。それほどまでに個人的に衝撃的かつ感動しました。
フィット感の改善
ニット構造の宿命ですが、靴紐によるホールドが効きづらいので、このニット形に合うかどうかでフィット感が決まります。
で、この足型がちょっとニッチな感じがするんですよね…私見ですけど。
足型をもっと一般的な形にする。若しくは広め、狭めなどバリエーションを増やす。または、靴紐である程度調整できる工夫をする。これが実現したら、もう手が付けられない位爆売れしますわ😆
アウトソール(ゴム)の強化
既に言いましたが、アウトソールのゴムが少し減りが早く、凹凸が浅いです。
ゴムのプロフェッショナル(ダンロップあたり?適当ですが)共同研究して、もっと良いものを採用してもらえれば。
プレートの採用
これは無理でしょうね😅でも、俺らのワークマンならあるいは!
カーボンは無理でも、何らかのサポートプレートを採用して反発力を得たら、もはや「貧者のアルファフライ」です(笑)
いや、無理とは思いますよ。でも、不可能を可能にするワークマン期待しちゃうぜ。