ブレーキ操作基本の”キ”!!ロードバイクに乗り始めた貴方へ伝えたい幾つかのコツ!!

ロードバイクで、天気の良い日に郊外を走るのは本当に気持ちが良いものです。

一方で高速巡航が可能なロードバイクだからこそ、ブレーキの使い方がママチャリとは少し異なる部分があります。ライドする前に最低限知っておくべきことをお話しますね。

ブレーキ操作の基本の”キ”です!

握らない。優しくパッドをリムに当てるように。

ママチャリはギュッとブレーキを握って、完全停止することがあります。これは速度が比較的遅い上に、自転車の重量が重いので成り立つやり方です。

ロードバイクは高速かつ軽量です。同じやり方をすると転倒の恐れがあります。

実際に経験したことですが、両輪を急に止めると、勢い(移動エネルギー?)を吸収できず、ホイールが横滑りして転びます。若しくは、後輪がフワっと浮きます。(更に急ブレーキだったら前方に一回転してたでしょう。バイクが軽量なゆえのリスクですね。)

冬季間凍結した道では(自動)車のブレーキが効きづらいので、優しく数回に分けてポンピングブレーキを掛けますよね。それと同じ感覚で、大きく減速する際にはいきなり「完全停止」を狙うのではなく「徐々に減速する」ために数回に分けた優しいブレーキを心がけましょう。

左右のブレーキはバランスよく。

人間利き手を使いがちなので多くの人は右ブレーキ(=前輪ブレーキ)を多用しがちです。

これだと前のブレーキパッドばかり減るでしょうし、スピードが出ていると勢いを殺すのも一苦労です。折角左(後輪)にもブレーキがあるのですから、大きく減速する際には、交互にブレーキを掛けてみたり、バランスよく使用するよう心がけてください。

ブレーキパッドの点検+たまにはリムのお掃除を。

現在DB(ディスクブレーキ)仕様のバイクが出回ってきましたが、私のバイクはいわゆるリムブレーキですし、多くのバイクがそうだと思います。

リムブレーキはその名の通り、ホイールのリムをブレーキパッドで挟むことで減速する仕組みとなっています。

当然ながら、パッドが磨り減っていたり、硬化していたりすると制動力が落ちます。また、割と見落としがちですが、ホイールのリム部分が汚れている場合も同様です。たまには愛車のホイールを掃除してあげてください。リムがきれいになると「キュッ」とブレーキが利くようになりますよ。

(番外編)エアブレーキという手も。

何を言ってんの?って思いますよね?エアブレーキという名称は適当に付けました😅

ロードバイクは空気抵抗との戦いでもあります。高速で走行するには空気抵抗を受けないポジション(身を屈めて前方投影面積を減らす等)が必要です。

逆に減速したい場合は、例えば大きく体を立てて、立ち乗りするような形など、自分の体が空気抵抗になるようにすれば良いのです。「それくらいで」と思うかもしれませんが、高速域から中速域(時速40km以上→30km)への減速だと意外と効果ありますよ。実際のブレーキをかける前のプレブレーキとして覚えておくと、便利です。