アルミバイクVSカーボンバイク、ここらで決着をつけようじゃないか!!

フレーム素材のお話は度々していますが、じゃあ具体的にどこまで違うのかって話ですよね。自転車ファンにはお馴染みのGCNの「実際にやってみた」動画があったので、ご紹介しましょう。

同じメーカーのほぼ同じ形状のモデルで、カーボン素材のバイクとアルミ素材のバイクを乗り比べる企画です。

ザックリ概要と感想

TREKのemondaというバイクのカーボン(黄色)とアルミ(黒)を実走比較してました。同じメーカーの同じモデルで統一して衝撃吸収性や剛性比較をしましたが髭のダニエルさん?の方は殆ど違いを感じないという感想、もう一方のサイモンさんはわずかではあるがカーボンに軍配があがると言った感想。

この人達は一年中色々なバイクに乗っている「バイクには超敏感」な上級ライダーですが、彼らを以ってしても、明らかな違いは見出せないというのが印象的でした。バイクを交換した直後は違うような気がするが、乗っていると曖昧になってくるレベルだと言ってましたね。

しかし、事実として重さは280gアルミの方が重く(完成車の280gって単体だと鈍感な私は分からないかもしれない。持ち比べれば分かるとは思うけど。)、今回距離30km標高差500mのテストでカーボンの方が25秒早かったとのことです。そこそこ上っているので、フレームの乗り味云々は置いといても、軽い方がタイム的には優位でしょうね。

シャカリキに回してた訳ではないので、恐らく30kmを1時間半位で走破したのではないかと思います。カーボンを一時間半(5400秒)と仮定するとアルミは5425秒となるので、大体カーボンの方が0.5%早いという計算になります。

0.5%をどう見るかですね…レースで25秒差だとかなり不利ではあります。一方でちょっとした調子や風向きなどの誤差レベルとも言えますし。

ちなみに結論としては検証した二人とも、同じコンポならカーボンフレームを選ぶと言ってました😅まあ、結局そうなりますわな。

ただし、カーボンフレーム+下位グレードコンポ、アルミフレーム+上位コンポなら後者(アルミ)を選ぶとも言ってました。フレームの素材は勿論走行性能に影響するものでしょうが、必ずしも一番重要な要素ではないと言えると思います。

ちなみに、私は初めてのバイクはアルミを選びました。正しいとか正しくないとかではありませんが、落車をしてもクラック等あまり気にしなくても良い点や金属特有の硬さが個人的に気に入っています。(まあ、形状とカラーリングが気に入ったから選んだのですが😏)

これから購入を検討している人は、素材が何であれ気に入ったものを選びましょう(カラーリングやロゴのフォントなど見た目もバカにできません。愛着の湧き方が全然違いますよ)。そして沢山乗りましょう、まめにメンテナンスしましょう。それがバイクライフを楽しむ第一歩だと思います。