最強の甘味料!?魔法の粉「エリスリトール」!!
以前低糖質生活の裏技の一つとして紹介した「エリスリトール」ですが、最近自分でも色々と使っていて、凄い甘味料だと確信したので、改めてその性質、リスク、使い勝手などをご紹介。
エリスリトールとは?
天然由来の糖アルコール(希少糖)の一つです。血糖値を上げない甘味料として幅広く利用されています。
分類上人工甘味料ではありませんし、また酒、味噌、しょうゆ等の発酵食品に高濃度に含まれていることから人体にとって「得体の知れない」ものでもありません。ゆえにリスクや危険性は極めて低いと言えます。
その証拠の一つに、市販の「ロカボ」「低糖質」の商品にもかなり採用されています。パッケージの裏面を見ると原材料にエリスリトールの文字を見ることも凄く多いです。(勿論市販品に採用されているからと言って全てが安心というわけではありませんが、幅広く流通しているという安心感はあるかと。)
様々なゼロカロリー、ローカロリーな甘味料がある中で、何故エリスリトールが採用されるのか、その秘密を見ていきましょう!納得の理由があります。
ここが凄いぞ!エリスリトール①
体内(小腸)で吸収されるが、大部分が血中で代謝されない(=インスリンが分泌されない)。
※WEB等で「体内で吸収されない」と説明されることもありますが、これは誤りです。
9割程が代謝=利用されず、そのまま尿から輩出される仕組みです。
要は、血糖値が上がらず、カロリーもほぼゼロってこと!凄い!
ここが凄いぞ!エリスリトール②
ソルビトール、マルチトール、スクラロース等他の難消化吸収性の糖アルコールや難消化性オリゴ糖は小腸で吸収されないため、そのまま大腸に到達。その結果腸内の浸透圧が著しくバランスを崩れ、下痢を誘発するリスクがあります。
エリスリトールは小腸で吸収されるため、仕組みから言って、このリスクは低くなります。
勿論リスクがゼロではありませんが、私が見た文献では男性0.66g/kg、女性0.8g/kgが許容量でした。
70kgの男性で46.2gということは、良くあるスティックシュガーが3gですから15本分くらいです。十分すぎる位の上限量ではないでしょうか?
※これは個人差があります。上限量以下でも緩くなる場合は、2週間ほどかけて少量から始めて慣らすと腸内細菌等が順応して改善することもあるみたいです。(ちなみに自分はエリスリトールでお腹の調子が悪くなったことはありません。)
ここが凄いぞ!エリスリトール③
非う蝕原性です。つまり、キシリトールと同じで虫歯になりにくい甘味料だということ!
ここが凄いぞ!エリスリトール④
甘さが普通の砂糖の75%程度。
これは良し悪しではありますが、一部人工甘味料は砂糖より甘い(物によっては数千倍!とか)ことにより、味覚に対する悪影響が懸念されます。
控えめな甘さというのは利点ではないでしょうか?もし甘さが物足りないということであれば、その他の高濃度甘味料との組み合わせで、味わいの点は補完可能です。
そういう意味でのお勧めはラカント。
ここが凄いぞ!エリスリトール⑤
とどめに?非吸湿性ですので、室内保管してもサラサラした状態で使いやすいです。
まとめ
別に、私はエリスリトール会社の者ではありませんが、調べれば調べるほど隙がない(自分が求める)甘味料だと思えてきます。
勿論、何事も過剰摂取はダメです。塩だって取りすぎたら毒ですから。
ただ、コーヒー紅茶、ヨーグルト、お菓子作りに砂糖を使いたいが、(健康やダイエット等)糖質やカロリーの観点から躊躇われる時に、このエリスリトールという選択肢は第一候補として挙げても良いと思います。
色々な甘味料を調べて試しましたが、今のところダントツでお勧め度No.1ですね。
自分も毎日使っていますが、人口甘味料の嫌な苦さも感じませんし、上記のとおり健康リスクも低い。もう手放せない商品のひとつです。
唯一の弱点としては、いわゆる普通の白砂糖よりも値段が高いことでしょうか。
でも妙なダイエット食品を買ったり、毎日運動する手間などを考えると、合理的で有意義な出費だと思います。
価格は大体1g1円くらい(店や量によります)。つまり1kg1000円くらいが現在の価格ですので、「普通の白砂糖」の5倍くらいでしょうか。
1kgの砂糖(甘味料)は大量のお菓子作りでもしなければ2ヶ月くらい持ちますからね。ベタな計算ですが一日10円程度(の差額)で白砂糖の糖質やカロリーを帳消しにできると考えると、脅威のコスパともいえます。
あと、若干冷たい状態だと水分に溶けにくい点もありますが、お菓子作りにも当然利用できます(ただし、カラメル化はしないので注意。逆に言うと焦げ付きにくいのですき焼の割り下とか焼く調理法との相性が良い)。手作りおやつの砂糖をコレに変えるだけでロカボスイーツの完成です。
是非一度お試しを!!