遂にアウトドア靴にもブーストが!Adidas「TERREX FREE HIKER GTX」の評価は?

軽登山やトレランにおススメな靴として以前紹介したadidasの「swift」シリーズ。

https://penguinsports.net/post-1804/

このシリーズの弱点である硬いソール(とは言い切れないのですが…硬いから必ずしも悪いというものではありません)を意識した?シリーズが「TERREX FREE HIKER GTX」(GTX(ゴアテックス)じゃないモデルもあります)です。

この記事は

adidasのトレッキングシューズ「TERREX FREE HIKER GTX」の細かな外観や履き心地を紹介しています。

結論としては、ハイキング用シューズとしては秀逸です。

値段は高いけど、履き心地は快適です。あと見た目も都会的な感じで街履き用としてもお勧めできます。

がトレラン等「山を速く走る、駆け下る」用途には若干不向きかもしれません

詳細は後述しますが、あくまで歩く前提の仕様の部分が多いです。

TERREX FREE HIKER

(公式サイトより)

次世代の快適さでロングハイクを楽しめるシューズ。
自然探索にぴったりなハイキングシューズ。ロングハイク、ショートハイクどちらにも適した、動きやすさと次世代の快適さを備えた軽量シューズ。adidasプライムニットアッパーが足を包み込み、どんな地形でもフレキシブルに安定した足運びを促す。また、BOOST™ミッドソールが、その反発力でトレイルを進む足に無限のエネルギーをもたらす。さらに、GORE-TEXメンブレンが水を弾き、どんなコンディションでも足を爽やかに保つ。

 とのこと。

ランニングシューズで好評なboostフォームをアウトドア用シューズに採用したという点が新しいです。

外観

adidas free hiker

自分のは中々良い色合いの赤です。

adidas free hiker

紐はオーソドックスなアウトドアシューズに多く採用されている丸い紐

adidas free hiker

アウトソールはコンチネンタル製。中央に赤いプラスチックのようなパーツが採用されており、捻じれ防止等の効果を狙ってのものと思われる。

adidas free hiker

踵。結構厚いブーストソール。

adidas free hiker

足入れ部分は袋(靴下)のような感じで柔らかい

計測忘れましたが公式サイトでは

重量:345 g (24cm片足重量)となっております。

例によってランニングシューズとしては少し重いですけど、アウトドアシューズとしては凄く軽いです。

デザインは100%好みの問題ですが、都会的というか、一見アウトドアシューズには見えませんよね。

感想

初めに言いますと、「何用か?」という観点によって評価が大きく異なるシューズです。

と言いますかadidasはハイキング用と言っているので、この用途ではほぼ文句ありません。

(定価が結構高いことを除き😅実売はかなり値引きされているのですが。初めからリーズナブルな価格にしてくれよと思いますが…)

GTXモデルは防水性もあり、boostフォームのお陰で下からの突き上げや衝撃をかなり緩和してくれます。

で、自分は軽登山もやりますがトレランもやるので「トレランシューズ」としての評価をすると「場合による」です。

トレランに使用する上で気になる箇所は次のようなところです。

boostの反応性

トレランにおける「テクニカルな下り」がこのシューズは苦手です(と感じます)

テクニカルというのは、かなり障害物(岩や根等)がある下りを差します。この道を走破するためにかなり細かな(かつ不規則な)ステップが必要ですが、クッション性と弾力性が良すぎるので、イマイチリズムに乗れません。

スキーゲレンデのようなところを(比較的大股かつ一定のリズムで)下るのは得意ですが、クッション性が仇となる場面もあるということです。

アッパーが(少し)脆弱

歴代swiftと比べて、ですがアッパーの素材が少し心もとないです。

一番外側の素材の下にゴアテックスの層があるので、外の素材が傷ついても直ちに問題はないのですが、少し薄いです。写真のような(ひっかかり)傷が直ぐにできてしまいました。これを繰り返すと穴が開きます。

ハイキングだとそんな場面もないでしょうが、走ると根等に引っかかる確率が上がる上に、ダメージが大きいので、このアッパーだとちょっと不安です。

下の方はプラパーツによる保護、その上はラバーコーティングされてますが、その上(甲あたり)ももう少し強度の高い素材だったら良いなと思います。

幅が広い

これは安定性の向上に寄与しているのだと思いますが、

踵(後足)部分の幅がswift等に比べて広いです。

これにより走ると引っかかる可能性が高くなります。ほんの2㎝弱位の差と思いますが、実際岩や根に引っかかることが多くなった気がします。

あと、結ばなくて良いスピードレーシングシステム不採用というのも競技的にはマイナスです。

以上。そもそもトレラン用じゃないシューズに対して意味のない分析ですが、テクニカルな下りがある(そしてそこを駆け下る)場合はあまりお勧めではありません。

一方で、割とゆっくりペースで巡航する気であれば、トレランでも使える一足です。(というか、ハイキング、トレラン、登山、ランニングというのは明確な線引きなどありませんので。

この靴はのんびり目の巡航に良いと思います😀

では、boost搭載の高速トレランシューズはないものか!?

と思ったらありました😅

私は持ってないですが、トレラン用を謳っているモデルが既に発売されてました。短距離高速型トレラン用としてはこちらが(多分)良さそうですね。

 

 

北海道のトレイルランが何故か日程過密(9月下旬!)状態な件

With コロナ

意味は分かりますが、あんまりコロナとwithしたくないですね。

今年はスポーツに限らずイベントは自粛・中止が相次ぎました。

そんな中でも、ポツリポツリと開催するトレラン大会も出てきました。ありがたい!

しかし、何故か大会の日程が過密(集中)しており困っちゃってます😥

マラソン

ファーストペンギンは「ルスツ」

ペンギン

次々とマラソン、トレラン、ロードレースが中止になる中、北海道でいち早く再開してくれたのがルスツリゾートでした。

https://penguinsports.net/post-1707/

7月12日でしたね。

自分も参加させてもらいましたが、三密を回避するために色々と工夫をした大会でした。

ただし、最長10km(5km2周)という比較的短距離でもあり、プロトタイプというかまずは試しに。という位置づけの大会だったのだと思います。

参加数が多く、沿道の観客等も多い、都市型マラソンに比べて、トレランは三密対策という観点ではやりやすいのでしょうね。

この大会の成功(少なくともクラスター的なトラブルはない)も参考に道内で幾つかのトレラン大会が開催されることに!

しかし!

何故か日程が集中してるんだよ(笑)なんでだろう!?😂

道内のトレラン大会2020

一部既に締めきっておりますが、

富良野トレイルラン&ピクニック

初めに開催を表明していたのがここですね。

日程 9月27日。

距離 30km、10km、5km

スキー場があり、宿泊施設等もあるエリアがスタートゴール地点。富良野、良いですね😄

https://furanotrailrun.jimdosite.com/

SAPPORO★テイネ・オータムトレイル2020

次に名乗りを上げたのは「テイネ」

ここは札幌市内アクセス抜群ということもあり、道内のトレラン大会で多分一番大きいんじゃないでしょうか。

で「オータム」と付いている通り今年は9月なんですが、いつもは6月開催。

6月開催は中止になり、改めて9月開催するというパターンです。公式サイトの報告を見ていると、8月の暑い盛りに道を整備してくれているみたいです。お疲れ様です😣

日程 9月13日

距離 33km、16km

https://teine-trail.com/

ルスツトレイルタイムトライアル2020

初め見た時、ん?と思いました。

7月にやったルスツが9月にも開催するんです。

ちなみに7月のは「Rusutsu Trail Time Attack」

「アタック」が「トライアル」になりましたね(笑)

スポンサーがスーパーのトライアルになったか!?(んなことはない)

日程 9月20日、21日

距離 60km、30km、15km、5km(個人)

40km、20km(チームリレー)

20日が個人、21日はチームリレー。距離も15km周回とのことですが最長60kmということで、今年は大雪トレイルもないので、北海道最長トレイルレースです。チームリレーも面白そうですね。宿泊施設も運営するルスツならではというか、商売上手ですね😊(両方出る人は泊まる)

https://rusutsu.com/events/rusutsu-trail-time-trial2020/

で、日程(笑)

お気づきでしょうか?

テイネ(9月)13日、ルスツ20日富良野27日。

三週連続やん😥

距離にも拠りますが、トレランは足が破壊される(笑)ので、どう考えても全部は出られません。

うーん、何故密集してしまうのか。

うかうかしていると雪が降るってのも勿論あるでしょうが、10月中旬位でも良かったんじゃないでしょうかね。

私は、富良野、テイネと募集された順に申し込みましたが(これも自分としてはちょっと過密。普通なら一月に1レース位ですね)、最後に募集開始したルスツはさすがにパスせざるを得ません。

というかルスツリゾートは7月もでしたが、募集が直前&短期間すぎます。色々と調整が大変なんでしょうが、せめて一か月前には募集してほしい…

なんにせよ各大会何事もなく開催されると良いのですが😉

トレラン番外編?

トレランに分類すべきかは分かりませんが、バーチカル系というか登り切り系。

そういえば天塩岳で8月に登り切りレースやってましたね。

こちらはスキー場のゲレンデを逆走します。PR動画で町長が試走してます(笑)お疲れ様ですね。

和寒9月13日(テイネと被り😥)、比布10月18日

短いが斜度がキツイ!もう純粋な心肺機能の勝負です。

ちなみに両方参加完走すると、なんか記念品貰えるらしいです。

http://i-sam.co.jp/wassamu/

http://www.town.pippu.hokkaido.jp/cms/section/kyouiku/hillclimb.html

11月になると北海道は雪も降るので、おそらくこれで今年のトレランは以上でしょう。

実質シーズンは9月のみ!みたいな年ですね。

Best of Vest?「UTOBEST」のトレランベストレビュー

トレランや軽登山(ハイキング)にピッタリなトレランベスト。

色々と有名メーカーが商品をリリースしています。

王道のサロモン、信頼のレイドライト、革新のアルティメイトダイレクション。(二つ名は適当😅)

 そんな中、またもや

読み方すら良く分からない無名メーカーの商品のご紹介!

(予算が限られていることもありますが、有名メーカーは色々な方がレビュー等しているので、人身御供的な気持ちで敢えて、マイナーメーカーを試している部分もあります😆この手のメーカーの情報は大手サイト等では絶対紹介されないのですよね…)

その名は「UTOBEST」!!

何だこれ?何て読むんだ!?

この記事は

そもそもトレランベストとは?という話をはじめ、謎の「UTOBEST」の軽量トレランベストの詳細レビューをしています。

「UTOBEST」お考えの方は勿論、トレラベストを何にしようか考え中の方の参考になれば幸いです。

トレランベストとは?

一応、トレラン初心者の方のために。

トレイルランニングは、山を走る競技です。ゆえに「自己補給」が重要になります。

当然、練習は完全自己補給(下山するまで)ですし、本番(レース)も限られたポイントしかエイドがないことが普通です。

なので、自分で最低限の飲料や食料、その他備品を持ち運ぶ必要がありますが、同時に「競技」であるため、より軽量でコンパクトな装備である必要があります。

一般的な「登山リュック」で参加するのも構いませんが、競技志向が高い参加者は専用リュック(ベスト)で参加することが多いです。

一般の登山リュックに比べると次のような特徴があります。

ミニマル(軽量)

やはり走ることを念頭に容量は少なめで、軽量なモデルが多いです。勿論距離が5キロなのか100キロなのか。エイドが有るのか無いのか等で全然違いますが、少ないものだと殆ど水分(ボトル)とジェル位しか入らないものもあります。

具体的な容量としては5リッター~15リッター位の物が多いですが、普通の(日帰り)登山リュックと比べると半分とかそれ以下という印象です。

前面収納多し

そして、前面の胸あたりの収納が充実しているモデルが多いです。

これは、移動しながら補給や出し入れができるようにです。

補給くらい落ち着いて座ってやれば良い。と考える人は普通の登山リュックで大丈夫です😊

もうこれは、その人の競技志向次第ですが、やはりリュックを下ろす「何十秒か」を勿体ないと考える人も多いため、必然的にこういう傾向になってきます。

フィット感重視

ミニマルなことと密接に関係しますが、物があまり入らない代わりにフィット感が良いものが多いです。

ポケット等の配置も工夫されており、走っても「ユッサユッサ」揺れにくくなってます。

ちなみに「トレランベスト」と敢えて銘打ちましたが、トレラン用のリュックの中でも「ベスト型」になっているのが現在の主流となっており、これがよりフィット感が良いです。

ベスト型はアルティメイトダイレクションだかサロモンが始めたんだと記憶してますが、現在のハイエンドは大体ベスト型です。

(ベスト型と普通の?リュック型の違いは微妙ですが、サイドの脇腹を通る部分が太い「生地(前面と背面が繋がっている)」なのがベスト型、前面と背面のサイドの繋ぎが紐(コード)なのがリュック型と私は定義しています。ちょっとした違いではありますが、これにより前面と背面の荷室が一体化するかどうかが変わってきます。ベスト型だと前面と背面が一体化して、かつ体の揺れと同期するので「バッグが揺れている」感覚が少なくなるのだと思います。)

以上、トレランベストのイロハでした。当然山じゃなくても、平地ランニングのお供としても最適です😀

UTOBEST?

「UTOBEST」

そう読み方も分からない。とりあえず私は「ユートベスト」と呼んでます。正しいかどうかは知りません。

アウトドア用のバッグを主力に扱っている中華メーカー(またかよ)

今回「トレランベスト」の紹介ですが、UTO「BEST」はベスト(VEST)ではないので偶々です😅

UTOBEST

例によって中国直輸入。今回は早かった?二週間位で届きました。

この左上の「怒った鹿」みたいのがこのメーカーのロゴです。

ちなみに、アルファベットの「U」「T」「O」が組み合わさってます。中学生がパソコンの描画機能で適当に考えたロゴみたいですけど、ガチです。

価格は定価で3000円位です。格安!

UTOBEST

赤白もありますが、黒白にしました。

この配色は結構新鮮です。トレランザックって、結構攻撃的な色が多いので、こういうシンプルな配色はありがたいです。好き!😊

SALOMON

ちなみにサロモンのベストも持ってます。

サロモンのモデルは12L?だったかな?そもそも荷室がちょっと大きいやつなんで比較対象としてベスト(なんだかベストベスト言い過ぎだな今日😅)ではないですが、サロモンは300グラムあるのに対して、ユートベストのこのモデルは120グラム!?です。めちゃめちゃ軽いです。

逆に言うと質感は「チャッチイ」です。

ビブスって分かりますか?地域によって呼び方が異なるそうですが…

 あの部活で使う簡易ユニフォーム?

あの質感です。軽かろう、安かろう、でも悪くなかろう😃

内側。白い部分はメッシュ素材。サロモンはこのメッシュをつなぐ脇腹の(黒い)部分がかなり伸縮性があり伸びます。

ユートベストはこの部分あまり伸びません。胸囲が大きいというか、肩回りが硬い人は着る際に少し窮屈さを感じるかも。

まあ、あまり大きな問題とは思いませんが。

UTOBEST

UTOBEST

M/Lサイズなんですが(S/Mサイズもある)結構タイトです。

サイズ感文章で伝えるの苦手ですが「ユニクロのMとLの中間」位です。伝わりました?ダメか?😣

あんまりトレイルランナーにはいませんが、ムキムキ筋肉マンな方には小さいと思います。私もトレランする人の中では胸囲大き目です。

逆に言うとフィット感は良いです。ザ・ミニマル。

UTOBEST

前面片側に三段のポケットがあります。中段にはソフトフラスク、下段にはジェル、上段にはうーん何だろう(笑)緊急ホイッスルとか?が入る感じです。

怒った鹿さんロゴが素敵です😅

UTOBEST

前面を繋ぐのは、上下二つのバックルです。走りながらは難しいですが、(上下)位置も変更可能です。

サロモンのパチンと引っかける仕組みよりもシンプルで外しやすいので個人的には好きです。

UTOBEST

背面中央荷室にはキーチェーン?が付いてます。山でカギ落すと大変ですからね。ちょっとした心配りです。

まとめ

UTOBESTのトレランベストは「安い」「軽い」「安っぽい(笑)」

冗談はさておき、ショート~ミドル(~そこそこエイドがある30km位)までのトレランや低山登山には最適だと思います。容量は5L程度であまりないので補給があまりない長丁場には向きませんが。

重厚感(高級感)のない質感ではありますが、ミニマルトレランザック(ベスト)は似たようなものです。割り切りましょう。よほど乱暴に扱わない限りは割けたりはしないと思います。必要最低限の強度はありそうです。

大手メーカーの定価の4分の1位の価格であることを考慮すると、コスパ最強ともいえます。まあ、大手の商品もセールとかで買うと安くなりますので、何とも言えませんが。

個人的には人と被らないのが良いですね。

これから、このベストで幾つかレースに出る予定ですので、万が一耐久性等に問題があれば追記します。

今のところ◎です。

万能型アウトドアシューズ「Adidas Terrex Swift R GTX」をお勧めする理由

前回ナイキのテラザヒーラーが普段使いするアウトドアシューズとしてはお勧めできないという話をしました。

「ナイキ ACG ズーム テラ ザヒーラ」を履いて良い人ダメな人

繰り返しになりますが、防水性という観点と除けば脅威のクッション性を誇る足にやさしいシューズでした。

しかし防水性の弱さから、使えるシーンが極めて限られるのです…

では、軽登山やハイキング、そして普段使いもできるという意味で、どんなシューズがお勧めなのかと問われれば、私はこう答えます。

Adidas Terrexシリーズです」と

Adidas Terrexとは?

シューズメーカーとしてのAdidasは知らない方はいないでしょう。

そのAdidasのアウトドアラインの商品が「Terrex」シリーズです。ナイキにおける「ACG」シリーズとほぼ同じ位置づけと思っています。

さすがに超本格登山や雪山などは想定されていませんが、中級以下の夏山であれば、十分対応できる商品ラインナップです。

Adidas Terrex Swift R GTX

その中で「Swift」シリーズというシューズがあり、自分はこれを三代に渡り愛用しています。(二回リピートしています。)

その間、色々なメーカーの似たコンセプト、同価格帯の物を試していますが(前回のナイキ テラザヒーラーもそうです)しっくり来ず、結局「Swift」に戻ってきます。

Adidas Terrex Swift R GTX」自体は少し古いモデルであり、もう店頭には置いてませんが、今回状態の良いものを中古で手に入れたので具体的に何が良いのか紹介していきます。(安いから中古ではなく、寧ろ新しいTerrexモデルより私は良いと思っているので、わざわざ古いのを探しました。)

外観詳細

Adidas Terrex Swift R GTX

色々色があったはずですが、これはオールブラック。

Adidas Terrex Swift R GTX

モデル名最後の「GTX」はゴアテックス搭載という意味です。

自分の知る限りTerrexシリーズはミドルエンド(定価15000円以上位)以上は全部ゴアテックス仕様のはず。「GORETEX」のタグが控え目に付いてますね。

ソールは厚めで硬い素材です。

硬質ゴムというか、プラスチック的な硬度です。

裏のパターンもガッチリトレイルに噛みつく感じ。ランニングシューズとは一線と画す堅牢さです。

Adidas Terrex Swift R GTX

かかと部分台形型になっており安定感がある造り

Adidas Terrex Swift R GTX

Terrexシリーズの中でも全てではないのですが、このモデルは、スピードレーシングと言われる「結ばなくてよい」靴紐が採用されてます。

プラスチックの留め具部分でグッと絞って、余った部分はレースバンジーと言われるゴムの下に通すと、素早くフィットさせて、靴紐が絡むことを防ぐことができます。

紐は細いですが、極めて丈夫で、自分はソールが真っ平になるまで(数千キロ)走ったり歩いたりしましたが、紐は多少ほつれるだけで切れることはありませんでした。

このシステムは本当に便利で疲労困憊時に紐がほどけたり、靴紐にひっかかったりするリスクをほぼゼロにします。意外とこの恩恵は大きいです。特に競技に参加している時は。

テレックス

重さ398g(28cm)

ランニングシューズとして見ると重めですが、そもそもこれはアウトドアシューズです。ダナーとか普通のトレッキングブーツなどは7~800gあることを考えると、半分とも言えます。ここは解釈次第です。(自分は重いと感じません)

重さの原因ははっきりしていて、ソールの堅牢さとのバーターです。実際持てば分かります。

このシューズの長所・短所

長所から。

まずは防水性。

ゴアテックス採用ということで、多少の雨や泥では水が内部に染みることはありません。

アウトドアシューズに防水性が必要か否かは人により判断が違いますが、私は断然必要だと思っています。

そして堅牢性。

ソールも硬く、いわゆる地面からの突き上げを物ともしません。

また、アッパーも引っかき等に強い素材を採用しており、色々な物に引っかかるアウトドアでは頼もしい限り。

そして、このモデルに前述のスピードレーシングシステムが採用されており、極めてスピーディに着脱が可能です。

で(汎用アウトドアシューズとしては)軽量。

修行という意味では良いですが、やはり普通のアウトドアブーツ(登山靴)は重いので、ちょっと普段使いしたくないですし、登山の時も少し億劫です。

と個人的にはほぼ満点を上げたいのですが、唯一の弱点が「クッション性」の無さ。

アウトソールが硬く、ミッドソールも取り立ててクッション性のある素材ではないので、履き心地としては硬いです。

アスファルトをガンガン走るのには向きません(足痛めます。)

平地向けのランニングシューズは、他を用意した方が無難です。

ワークマン ハイバウンス

何ならアスファルト用はワークマンで良いんじゃないですかね?硬い靴と柔らかい靴で、相互補完的です。

Adidasの本気!?

ということで、テレックスシリーズの弱点はクッション性の無さだと長年考えてきましたが、これはAdidasも同じ思いだったのでしょう。最近新しいモデルが発売されました。

これはコンセプト的に同じ(軽登山、ハイキング)モデルですが、ミッドソールにあの「boost」フォームを採用しています。

クッション性に定評のある「boost」です。

唯一の弱点を潰しにしました(笑)

こちらも入手して試してますので、また今度レビューします。

買いました↓

https://penguinsports.net/post-1849/

まとめ

AdidasのTerrexシリーズは、軽登山や(硬い道のない短めの)トレランにおススメできる汎用アウトドアシューズ

・モデルにより細かなところは異なるがソールが堅牢で硬いものもあるので、アスファルトでのランニングには不適

「ナイキ ACG ズーム テラ ザヒーラ」を履いて良い人ダメな人

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

[caption id="attachment_1783" align="alignnone" width="225"]NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA[/caption]

ナイキのACGラインのアウトドアシューズです。ちなみに今回かなり辛らつな感想になってます。個人的な所感にすぎませんので、悪しからず。

この記事は

上記ナイキのアウトドアシューズを実際に購入・使用した率直なレビューです。

公式サイト説明(そのまま引用)

あらゆる状況に対応したブーツ。

ナイキ ACG ズーム テラ ザヒーラを履いて外に出よう。一新されたデザインが、道路に対応したトラクションとクッション性を生み、スムーズな前進をサポート。森林の泥道から、都会の未舗装路にいたるまで、あらゆる厳しい状況に対応します。

トレイルのための一足。

硬めのラバーを使ったアウトソールとデザインを一新したラグが、屋外トレッキングに最適なトラクションを発揮。マッドガードとつま先に加えたラバーが摩耗を防ぎます。

軽くてクッション性に優れたデザイン。

ミッドソールには、軽くて丈夫なNike Reactフォームを搭載。Zoom Airユニットが高反発のクッション性を発揮し、ストライドに弾みを与えます。

屋外に対応した丈夫なデザイン

アッパーには、TPU糸で作られたメッシュ素材を使用。耐久性を発揮して摩耗を防ぎます。

その他の特長

  • DWR (耐久性に優れた撥水加工) 仕上げのブーティー構造が、足をさらりとした状態にキープ。
  • シリコンのシュータンで着脱が簡単。

外観詳細

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

半透明のTPU素材がアッパーを覆う

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

内側に大きな「acg」ロゴ。ここら辺はさりげなくて好き

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

後ろから。この角度が一番カッコいいかも

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

サッカーシューズから受け継いだとかいうパターンです。つま先で前進。踵でストップできるようになってます。

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

NIKEがいうブーティ構造。ネオプレインっぽい靴下的なものをTPUメッシュ等の外側が覆う構造。

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA

踵はかなりの反り具合。

トレイルシューズとしての評価

ナイキはしつこい位「ACG(=All Conditions Gear)」を謳っています。

これでもか!って位。

ACG=全状況型道具ということで、厳しいアウトドアでも使用できるということですね…

さて、このザヒーラですが片足「352g」(28.5㎝)

ランニングシューズをしては重いし、トレッキングシューズとしては軽いです。履いた感じは重さは全然感じません。

サイズ感は「幅広め」

ナイキにしてはかなり幅が広く、国内メーカーと同じ感覚と思います。結構ナイキは幅に関して、振れ幅が大きくて困ります。なんか国内企画商品か、グローバル商品かとか色々とあるのだと思いますが…

足入れの感覚としては、ブーティー構造ということでとても良いです。靴下履くような感じです。

そして特筆すべきはそのクッション性

NIKE ACG ZOOM TERRA ZAHERRA Flyknit

厚底ランニングシューズのフライニット(下)とそん色ないというか、寧ろ厚い?位のミッドソール。

そして素材もリアクトフォームとズームAIR搭載ということでアウトドアシューズでは断トツのクッション性でした

と中々傑作じゃないか!と思ったのですが…

このシューズを履いて良い人ダメな人

いや、履きたければ履けばよいです(笑)

でも、これだけは覚えておいてください。

このシューズの唯一にして最大の弱点

それは「防水性がない」

念のためですが、すべてのアウトドア・トレイルシューズが防水性を有しているわけではありません。

そういうコンセプトで開発・販売されている商品はそれはそれで良いのです。

しかし「ACG」って何なのですかね…

NIKEの提唱する「ALL」には雨の日や水たまり、朝露に濡れた草原なんかは入っていないのですかね😞

公式説明のDWR (耐久性に優れた撥水加工) 仕上げのブーティー構造が、足をさらりとした状態にキープ。」

敢えて言いますが、これは嘘です。

まず外側のTPUメッシュですが、これは水に対して、ほぼ「ザル」ですもうスッと水を通します。

そして中の靴下的?部分ですが、これまた防水性ほぼゼロ(良く分かりませんが撥水性はあるのでしょうか?ただガンガン水は染みてきます)

要は、防水性という観点からいうと「靴下で走っている」のとさほど変わりませんいや本当に😰

雨どころか、朝露に濡れた草がありますね?あそこをちょっと通ったら、靴下が濡れてきます。

防水性という観点を捨てるととても良いシューズですが、アウトドアにおいて「防水性」はかなり重要な観点です。

厳しい言い方ですが「汎用アウトドアジュース」としては私は落第だと思います。

このシューズは屋内履きや「絶対晴れの日、乾燥した路面でしか使わない」人にはお勧めですが、天候の変わりやすい山や何だかんだ水たまりやらゲリラ豪雨などが考えられる街中履きに考えている人にはお勧めしません。

かと言って短期決戦トレイルランみたいな用途にはちょっと中途半端ですし…想定使用シーンがよくわからんのです。

室内でバッシュ代わりにするのには良い感じもしますが、だったらバッシュ買いますよね…

まとめ

このシューズは、クッション性や足入れ感覚は秀逸なるも「ACG」とあるのに何故か「防水性ゼロ」

ナイキさん見てますか?厚底のシューズ、世界中で人気ですが、汎用(一般)アウトドアシューズには是非防水性を持たせてください。それだけで使えるシチュエーションが爆増します(ユーザー喜びます)。

 

 

【貧者のHokaOneOne?】ワークマン「アスレシューズ ハイバウンス」は衝撃的な逸品!!

ヒット作飛ばしまくりのワークマン。

現場仕事用の機能性の高さと、オシャレアウトドアブランドのようなデザインを、廉価な商品に搭載した商品が特徴です。

このワークマンが世に送り出した人気シューズ「アスレシューズ ハイバウンス」をレビューしていきます。

この記事は

ワークマンの「アスレシューズ ハイバウンス」を紹介しています。

ラソン、トレラン、それらに類するシューズを年間幾つも試している自分が忖度なし率直な感想を述べます。

結論を言ってしまうと「コスパぶっ壊れ(誉め言葉)ジョギングシューズ」でした😁

アスレシューズ ハイバウンス

念のため。ワークマンはこの商品を「アスレシューズ」と称しており「ランニングシューズ」とは謳ってません。

だから「ランニングに向いている/向いてない」というのは根本的に無意味(笑)です。

でも、どう考えてもランニングを意識しているとしか思えないんですよね😅

ワークマンもイメージ画像もろにランナーの写真だし。

このシューズの一番の売りはワークマンが分子レベルから(どういうこと?😆)自社開発したという「BounceTECH」をミッドソールに搭載したこと。

「反発力に自信!!」と高らかに宣言しております。

 

シューズ各部詳細

まず重さ。279g(28㎝)。そこそこの軽さです。ソールが厚いので見た目より軽い印象。

側面。アッパーは編み上げニット(メッシュ?)のような感じで、ナイキのフライニットのような構造です。

厚底系であるところも含めて、ちょっと似ている(というかワークマンも意識しているかも)

上から

底面。アウトソールにはラバーが全面に。溝パターンは「WM」が並んでおり、「WorkMan」の頭文字とか。中々こだわってますな。

後ろから

ヒール部分。踵の所、ちょっとアウトソールのラバーが(敢えて)はみ出てるんですよね。謎。すり減るのを見越して?

ニット構造でスリッポンというか靴下を履くような感じ。

デザイン的には、ちょっとホカオネオネのシューズにも似てるかも。

 

色はこの黒と、ホワイト系があります。個人的には他のランニングシューズが派手目なので黒一色というのはありがたい😅です。普段使いもバッチリ。

使用レビュー

足型がちょっとクセ強し

まず、少し足型(シューズの元になる形)がクセが強いです

幅広、長さも長め、ただし甲高は低めです。

こういうニット構造のシューズは靴紐によるホールド力があまり働きません。簡単に言うと靴紐を結んでも結ばなくてもあまり変わらないということ。

「靴紐なんて飾りなんです。偉い人にはそれが分からんのです!」

失礼しました😏

これはナイキのズームフライフライニットなども同様。これはニット構造の特徴と言えるので、甲のあたりでホールドするのが定石と言えば定石です。

しかし、このシューズはかなり幅広なので、入口(足首から甲)が狭く、つま先が遊ぶような感じになりがちです。

自分は足が幅広なので、許容範囲ですが、幅狭い人は宙ぶらりんな感じになりそう。試し履き必須です。

反発力は?

個人的には反発力(推進力)はあまり感じず😅ワークマン~

しかし反発力は感じないが、クッション性は感じます。

ナイキのリアクトやアディダスのブーストのような「衝撃を推進力」に変えるという意味での反発力はないが、クッション性があるので、とりあえず足にやさしい。

難しいですね、シューズの「反発力」って。

逆にスポーツメーカーの技術力ってすごい。ワークマンも頑張っているんでしょうが、まだ「走りの推進力」への研究はまだまだのようです(だからこれは「ランニングシューズ」じゃないって😅)

アウトソールは優秀

アウトソールのラバーの防滑力は中々のものアスファルトに確実にグリップする印象。

現場靴の「防滑性」のノウハウを生かしているのでしょうか。

 

総合評価

言い忘れてました。

このシューズ1900円です。もう一度言います。1万9千円ではありません。1900円。

ナイキのハイエンドが33000円のこの世の中で、1900円です。

しかも、税込み1900円!!ワークマンの回し者じゃないけど、ちょっと破格過ぎ😁

この値段なら、文句のつけようはないでしょう😅

いわゆるホームセンターや靴量販店で1000円~3000円のシューズは山ほどありますが、正直造りがちゃっちい物が多いです。個人的に気になるのが「アウトソールの貧弱さ(無さ)

この価格帯だと、ミッドソールがむき出しの物が結構あります。ミッドソールは柔らかいので、アスファルトで走ると簡単に削れていきます。結果2か月くらいでガリっと削れて買いなおすことに…安物買いの銭失いってやつです。

その点、このハイバウンスは上記のとおりラバーソールが全面にあり、少なくとも普通のランニングシューズと同等又はそれ以上の耐久性がありそう。

(追記)使ううちに当然すり減ってきましたが、凸凹がちょっと浅めなんでツルツルになるのが少し早そうです(普通のランニング(トレーニング)シューズより少し寿命は短いか?)。

まあ1900円なんで、新しいの買って頂戴ってことなのかもしれませんが、個人的には1000円位高くて良いのでもう少しアウトソールの耐久性と凸凹高UPを次回作に期待します。

また、このクッション性を生み出すミッドソールも正直秀逸ですよ。1900円とは…本当驚き。

足型が合うか否かは個人によるところが大きい(そういう意味ではちょっと特殊ですので、必ず試し履きすることをお勧めします。)ですが、それが問題ないなら、お勧めです。

タイムを競うレースに最適かと言われると時と場合によりますが、とりあえずジョギングには最適と思います。

また、タイムを求めるランナーの二足目、三足目としてもお勧めです。リカバリーランというか1キロ5分~6分位で走っていると気持ちよく走れます。

狭義の「ランニングシューズ」というより「ジョギングシューズ」「ウォーキングシューズ」であるといえるかもしれません。

なお、ワークマン公式WEBでは完売。店舗でもsizeが欠品していることがありますが、別に限定とかではないので、在るところには在ります。自分も売り切れの店舗の後に、違う店舗に行ったらありました。

焦らずにワークマン/ワークマンプラスを覗いてみてくださいな。

次回作に期待すること

ワークマンが見ているとは思えませんが、一応述べます。それほどまでに個人的に衝撃的かつ感動しました。

フィット感の改善

ニット構造の宿命ですが、靴紐によるホールドが効きづらいので、このニット形に合うかどうかでフィット感が決まります。

で、この足型がちょっとニッチな感じがするんですよね…私見ですけど。

足型をもっと一般的な形にする。若しくは広め、狭めなどバリエーションを増やす。または、靴紐である程度調整できる工夫をする。これが実現したら、もう手が付けられない位爆売れしますわ😆

アウトソール(ゴム)の強化

既に言いましたが、アウトソールのゴムが少し減りが早く、凹凸が浅いです。

ゴムのプロフェッショナル(ダンロップあたり?適当ですが)共同研究して、もっと良いものを採用してもらえれば。

プレートの採用

これは無理でしょうね😅でも、俺らのワークマンならあるいは!

カーボンは無理でも、何らかのサポートプレートを採用して反発力を得たら、もはや「貧者のアルファフライ」です(笑)

いや、無理とは思いますよ。でも、不可能を可能にするワークマン期待しちゃうぜ。

「AONIJIE」超軽量アルミトレランポール!コスパ最強の一品!

以前ソフトフラスクを紹介した、無名だけど良く見るメーカーAONIJIE。

無名だけど有名!?謎のトレランメーカー「AONIJIE」のソフトフラスク!

(アウニーツエと読むらしいですが、ピンとこないので(笑)当ブログでは青虹と称しています。)

ソフトフラスクは、使い始めはヒドイ化学品臭がしましたが、繰り返し水を入れたり出したりして、今ではすっかり臭いは取れました。

今回はそんな青虹のトレランポールの紹介です。

この記事は

トレランに使うポールで安価なものを探している人向けにAONIJIEの商品を紹介しています。

結論から言うと、多少造りがいまいちな箇所もありますが、トレランのレースに使用しても差し障りない品質だと思います。(実際使ってます)

あまりポールを多用しないけど、勝負所で折り畳み軽量ポールを使いたい(そして予算を抑えたい)という人におススメです。

トレランポールとは?

今更ですが、一応😅

トレイルランニングをやる人にはお馴染みですが、トレイルを走破するのに使うポール(杖)です。

たまに、平地でもノルディックウォークというのでしょうか?スキーのストックを使って、歩いている人がいますが、あのイメージです。

ただし、トレランの場合「極力身軽になりたい(重量を減らしたい)」「使わない時は格納したい」という競技ならではの要件があります。

ゆえに、トレラン用のポールは、一般的なウォーキング用やスキーストックより「軽く」更に「折り畳める」のが普通です。

トレラン初心者の内は「なんでも良い」のでスキーのストックなんかを流用するのですが、タイムを求め始めると、色々とこだわり初めてしまいますね。この辺りロードバイクのタイヤと似ているかも…

開封!!

ちなみに私は中国のショッピングサイト(Aliexpress)から直輸入?しました。

価格的にお安いのです。

しかし、一つ注意点!!(セキュリティ云々はそもそも分かりません。不安であれば利用は止めましょう😔)

届くまで超時間が掛かります!!

購入直後の到着目安は「2週間後」でしたが、全然届かん(笑)

ステータスはひたすら「トランジット中」…

何回トランジットしてんだよ!!と突っ込みつつ日数が過ぎていきました。

もしかしたら騙されたかも?と思い始めた5週間後、やっと届きました。詐欺ではなかった🙄

この納期は完全に急いでいない人しかダメですね…オプション(お金を掛けて配送を速くする)があるのか否か、それだと本当に速いのかは未確認ですが。

さて、気を取り直して開封

何か個人のフリマサイトで買った、ちょっと雑目な梱包レベルですが、ダメージはきちんと軽減してくれてますね。というかここら辺は日本人が丁寧すぎるんですよ。

 

商品の状態はピカピカの新品。問題ありません。

 

何か中国語で書いてます。多分「競技向けのめっちゃ良いポールだよ」って意味でしょう。バスケットとか言いましたか?突いた時にズボッと行き過ぎないパーツも付いてます。

先端は一応キャップ付き。石突が敢えて飛び出す仕様です。

 

重さ174グラム(一本)!!!

ポールお持ちでない方に説明しますと、これはめっちゃ軽いです。

現在、ポールはアルミかカーボン(ロードバイクと一緒ですね)で作られます。

軽量を追求するならカーボン。耐久性を取るならアルミ。という傾向ですがロードバイクと異なり、上級者(プロ、トップアマ)は絶対「カーボン」というわけではありません。

最低限使用に耐えうる耐久性を持たせると160~200グラムとなるのでしょう。材質がどうあれ、ハイエンドモデルは大体この程度の重さです。

カーボンだから絶対アルミより軽い!というわけでもありません。

国内メーカーのシナノがポールメーカーとして有名ですが、ここのアルミポールも定評があります。

重量からするとこの青虹アルミポールは同等ですね😆

青虹ポールの実力は?

グリップはストレート。材質はよくある硬いスポンジみたいなやつです。

昔持っていたシナノポールは手の形に合わせた形をしていたのでどうかな?と思いましたが、グリップの溝が結構深く、滑り辛いです。良い意味で意外。

 

リボンは、割と薄めの生地。ここゴツイポールもありますからね。

 

構造はいわゆる「ヌンチャク型」です。

4分割して折り畳むタイプ。折り畳むと長さは40センチ位になります。

それを一本にして、紐を引っ張て↑引っかけて出来上がり!走りながらでも組み立て可能なのがこのタイプの良い所。

弱点は長さの調節が出来ないところですかね。

この部分(上部。紐を引っかける所)の造りが少し残念な気はします。シナノのポールは蓋というかカバーがあって、紐の穴が露出しないようになってたんですが、これだと雨や汗がガンガン入ってしまいますね…まあ、仕方ないか。

あと、これは敢えてなのか何なのか?

ポールの色がオレンジ×黒なんですが、パターンがバラバラです(笑)

うーん左右使い分けのための敢えてなのかなぁ。

 

あと、凄い細かいですが、ポールをまとめるマジックテープに感動しました😄

マジックテープって、一方が柔らかい毛、もう一つが硬い毛ですよね。

で、硬い毛って擦れたりすると痛いし、服とかにこすれると毛羽立つじゃないですか?

このマジックテープは、「硬い毛」が硬くないんです(笑)柔らかい毛が吸い付くように止まる。

別にこのメーカーの専売特許じゃないと思いますが、個人的に感動しました(笑)

 

で、肝心の使い心地なんですが「特に問題なく使えてます。」

少し加工精度が甘いのか、左右で組み立てた時のピッタリ感が違います。

一本はきつめで、紐で固定しなくても落ちてこないし、もう一本は緩めで少しカチャカチャ(本当に少しですが)いう感じです。紐で固定すると気になりませんが。

緩い方は薄いテープかなんか貼ってやればよいかも。

登山で使いましたが、とりあえず壊れませんでした(当たりまえ)

超軽量ゆえ耐久性(加重)はあまり期待できない。です。体重の重い人が全体重を預けるような使い方は想定されてません。

これは青虹だからではなく、シナノもブラックダイヤモンドもモンベルも同じです。

このレベルの軽量ポールには注意書きで絶対書かれてます。「補助的なもんだから、過信すんなよ」的な文言が。

長期使用による耐久性については、何か気付けば追記しますが、現時点の感想としてはこのポール「大いにアリ!」です。