レトロクロモリの8速チューブラーを11速クリンチャーに変えられるのか?

ロードバイクを始める一番安価な方法。

それは、中古市場に流通する古いクロモリバイクを購入することです。(知り合いからタダで貰う場合は除く😅)

勿論適切にメンテナンスが為されている前提ですが、クロモリフレームは、アルミやカーボンと比べても「耐久性や丈夫さ」では一番上だと考えます。(どういう基準・条件かにもよりますが)

ゆえに自分のクロモリも(添付されている整備シールから推察)30歳~40歳位ですが、フレーム自体に何か問題があるようには見受けられません。気持ちよく乗っています。

こんなクロモリがアルミのエントリーグレード新車の5分の1とか、下手するとソコソコ良いママチャリより安く流通しているのです。

銭ゲバな観点からで恐縮ですが30年経過しているクロモリはもう「底値」ですので、状態を悪化させなければ😄「購入した価格=売却する価格(個人間売買の場合)」です。

万が一「飽きた」「ケガした」場合に手放す時も金銭ダメージは軽微!😀

新のエアロロード等への憧れは分かりますが、まずロードバイクってどんなものなのか試す意味でもお勧めの選択肢です。

レトロクロモリを買う場合のちょっとした悩み

上記のとおりお勧めなクロモリですが、当然パーツは古いです

とりわけ困る?のが「チューブラー」タイヤ(=ホイール)が多いことです。そりゃそうです。その昔自転車タイヤはチューブラーしかなかったんですから😜

現在、一般サイクリストが使うことが多い「クリンチャー」タイヤとは互換性がないわけで、ここが少し困りものです。

念のためですが、チューブラーが悪いわけではなく、寧ろ走行性能の観点からは、同格のチューブラーとクリンチャーなら、チューブラーに軍配が上がります。

ただしパンク時の対応や交換の手間などが少し煩わしいため、クリンチャーが選ばれることが多いというわけです。最近はチューブレスタイヤも増えてきてますが。

チューブラーから、クリンチャーへの換装

で、今回はそんな状況でチューブラーホイールからクリンチャーホイールに変えたお話です。

まず自分のような素人が迷うのが、例えば、現在の8速チューブラーホイールのバイクに、11速クリンチャーホイールが取り付けられるのかということです。

結論「出来ます」😆

どちらもシマノである前提で、スペーサーを使いますが、意外にも?レトロクロモリに新しい11速ホイールが付くのです。

換装手順

クロモリ。今チューブラーです。前輪がパンクしてしまったので、この際クリンチャーに統一しようと思いました。

変速機は8速用な訳ですから、当然スプロケも8速である必要があります。つまりホイールだけを新しいのに変える(11速ホイールに8速スプロケを載せる)というのが今回の作業内容です。

8速のSORAです。正確には分かりませんが、最初はこのフレームにWレバー式の変速機が乗っていたのだと思います。いつかの時点で今のコンポに載せ替えたんでしょうね。

後輪を外し、スプロケリムーバーでクルクル回します。スプロケットは一般的な工具(ドライバーとか六角レンチとか)では取り外せないので、この工具は調達する必要があります。

スプロケ取れました。意外と汚れてない。

スペーサー。これは1.85㎜ですね。1mmのやつもあるので注意。ここでは割愛しますが10速というのがシマノの中で「鬼っ子」で厄介です。

8速や9速のスプロケを11速用のホイール(もっと言うとフリーハブ)につけるときには、この1.85です。

まずはスペーサー

そして通常通りスプロケ装着。最後にリムーバーで締めるのをお忘れなく(昔締め忘れたことあります。スプロケがカチャカチャしてパーツが傷つきますよ!!😫)

付いた。付いたよ!8速スプロケが!

ドン!レトロクロモリに黒いホイールってどうだろう?と思いましたが、ハンドルやサドルが黒なんで、思いのほか統一感があって、カッコいい感じになりました。

という訳で、古い8速コンポ(=ホイール)のバイクでも、新しい11速ホイールが使えることがお分かりいただけたでしょうか?

まあ、お金があるなら、新車買うのも良いでしょう。

しかしロードバイクに乗っているとよく言われるのが「これ高いんでしょう?」「10万円とかするんでしょう?」ということ。

「高いのは10万じゃ済まないよ!」と思いつつ、実はバイクの種類を選ばず、自分で簡単な整備をする気があるならば、ママチャリとそんなに変わらないという事実を知っていただき、ロードバイク愛好者が増えることを願っております。😄